ブリティッシュ・クオリティーに慣れない・・・。 | 蝦夷猿たちの棲家

蝦夷猿たちの棲家

英国での大学院生としての生活を綴った「蝦夷猿の英国留学記」の第2部として、この「蝦夷猿たちの棲家」をはじめています。

まったく性格も趣味も仕事も違う高校時代の友人たちが、描く日常です。

イギリスに住んで1年とちょっと、毎度のことながらイギリスの商品の質の低さと、その日本の高さには驚かされます。


今日はそんな、あまりにもひどいイギリスの衣服のこと話。


夏に帰国した際に、友人宅に家着用のTシャツを忘れてしまい、家着のローテーションが間に合わなくなりました。

しょうがなく、先週、家の近くの某有名衣料店に買いにくことに!


店につくと、家着用なので、特に選びもせず、その辺にある、安めの3ポンドぐらいのSサイズのTシャツを2枚買いました。

Sサイズでも結構大きいのは嫌になりますけどね・・・。


その日のうちから購入したTシャツを着用しましたが、どこにでもあるTシャツです。

着心地も何もありませんね。

そして昨日、その2枚を洗濯しました。


洗濯機を開けた時には、気づきませんでした。

ハンガーに掛けるときも、特に気になりませんでした。


そして、今日の朝、洗濯ものをたたもうと、洗濯物を取りいったときに初めて、僕は理解しました。




SサイズのTシャツがXLになっています。


そして、そのうち一枚はビンテージそしてダメージウォッシュのジーンズもびっくりなぐらいに、うしろが穴だらけ・・・・。



背中で語りすぎです。



僕は体のサイズが小さい・・・

小さなころから、大きな自分にあこがれてます。

漫画が好きなせいか、背中からオーラをだせる自分になりたいと思っています。


でもね・・・これやりすぎですよね。

よれよれの背中が穴だらけのTシャツ・・・。


僕の息子がこんなの着ていたら、完全に後ろ姿で負のイメージを感じることができるでしょう。

学校やPTAそして警察などすべての公的機関を利用し、息子のいじめ解決に全力を注ぐと思います。


まじで、どうなってんの!



プライマーク!!!


あ、言っちゃいました・・・店の名前・・・。まあ、いいや。


Yahooのオークションではイギリス発のセレブご用達なんて書かれていることもありますが、何のことはない、日本でいえばユニクロです。


日本人はやっぱり、海外発に弱いんですかね・・・。

去年、知り合ったアメリカ人が、アバクロがユニクロみたいなもんだと言っていた時にはびっくりしましたし・・・・。

最近で言えば、行列をつくるほどの人気になったH&Mだって、ブランド発信地のスウェーデンでいえばユニクロみたいなもの。

イギリスでは、プライマーク、H&Mそしてユニクロが並列になって、店を構えています。


まあね、もとはといえば、ケチった僕が悪いのですが・・・・。

イギリスでは、いいものがほしければ、高い金を払えってことですよね。


ちなみに、日本のユニクロは同業者からねたまれているとも聞きます。


なぜか?


安いのに長持ちするからです。


イギリスの安い服の量販店は、品質を気にせず、だめになったらまた買ってもらうっという回転の速さで勝負しています。

しかし、ユニクロの商品は安いにもかかわらず、服が丈夫だから、一回購入してしまうと、2,3年持ってしまう。

そうすると、今まで、1年単位で服を買っていたお客が減り、服の需要が減ってしまう。


ということらしいです。



ヨーロッパでは、高級ブランド、ヴィトンやグッチ、エルメスなどなどが高いけど、丈夫といわれ、デザイン性やブランド名だけでなく、その耐久性が高く評価され、人気を保ち続けているのが理解できます。

アジア人はやっぱり、デザイン、特にブランド名を重視するのでしょうが・・・。


だって、日本では、その辺のショップで財布や服を買ったって2,3年は持ちますからね・・・・。


いつもは、ユニクロでは下着ぐらいしか買わない僕ですが・・・・、

こうなると、リスペクトの対象ですね。


ということで、来週は日本の勇!そして日本が誇る衣料ブランド!!であるユニクロに行ってきます!!!


これからイギリスで住む方へ

1.必ず、一度いえ何度かは、イギリス製品の質の低さ(通称:ブリティッシュ・クオリティー) に泣かされる日がくると思いますが、「安くて、よいもの」という日本の感覚を変える必要があるかもしれません。

2.ユニクロなど、日本の製品は比較的簡単に手に入るので、あまり心配しなくてもいいかと思います。




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