第二十話 「アガナイ」
初っ端からワタヌキはクッキングの真っ最中っ。
夜遅くに侑子さんのご要望で、明日はバレンタインだからとフォンダンショコラを仕込んでる…っ!
ブツブツ文句言いながらも、テキパキ作業をこなすワタヌキ…。
侑子に言わせれば、どーしてバレンタイン=女がチョコ作らなくちゃならんのかって。人様に迷惑かけない限り、世間一般に右へ習えする必要あるの!?
自分への迷惑は!?…と言いつつも、じゃあこのショコラをひまわり渡す事にしたワタヌキ。
そこへお客様が…かなり慌てているその女性客は、このミセの事をある程度承知した上で訪問したらしく、報酬…対価の事も訊ねてきたり…。
まずはどーして欲しいのかと話を聞く侑子だったけど、女性は物凄い怯え様でやっとこさバッグの中から紐をぐるぐる巻きに巻き付けた封筒を取り出して侑子に渡す…。
お寺や神社・その他御払い・霊能師などに散々見てもらったが、どれも効果がなかったというそれを、取りあえず預かる事にする侑子。
ワタヌキは何かタダならぬ気配を感じてる!?…が中に入っていたのは一枚の写真。
しかも特にコレと言って変わった所は無く、後姿の女性が一人写ってて…。
次の日ひまわりと一緒にショコラタイムのワタヌキ♪
ご機嫌で甲斐甲斐しくコーヒーの用意までして
そこえ百目鬼登場。
百目鬼はワタヌキが作ったショコラを勝手に食べてしまう。
怒るワタヌキに相変わらず動じない百目鬼…
「お前は食っちゃまずいもん作るのかよ?」
「まずいわけねぇだろ!いや、まずいんだよ!あぁいや、味はまずくねんだよ、けど今日は!」
「仲良いね♪」って言うひまわり
ひまわりからチョコを貰ってご機嫌で侑子宅へ向かったワタヌキ。
侑子は入浴中…あれこれ献立を考えながら廊下を歩いていたワタヌキの目に、ふと和室に置いてあった例の写真が目にとまる…。
侑子が用意した写真立てに入ったその写真…そのまま通り過ぎれば良いのに、何かが気になリ写真立てに恐る恐る近付くワタヌキ…!
うわぁ~写真の人物が振り返ったーっっ!!写真立て溶けてる~っ!!

腰抜かすワタヌキの元へ侑子も登場、そして例の女性も再訪問…っ。
その写真に怯える彼女は、それでも写真を見せない様に隠そうとする…。不思議に思うワタヌキ。
消そうと思っても消せない…それはあなたの過去。…そう指摘する侑子に強張る女性。
そこに写ったものは、振り返った女性に近付き突き飛ばして転落させた客女性の姿だったっ!
女性は事故だと弁明…。
写真をどうして欲しいのか…っ!?侑子の質問に消し去って欲しいと頼む女性。
その為なら何だってすると言う彼女。
侑子の力によって、
消される直前にワタヌキは見てしまった・・・不気味に笑う女性客の顔を・・・。
そして写真は消滅してしまう・・・。
どうやらこの後ブツブツ独り言を言っていた彼女によると、恋愛絡みで恨みがあった女性を故意に突き落とした様ですね…!
願いを叶えた対価に侑子が求めたもの…それは、これから先あらゆるモノにうつってはいけないという事…っ。
写真は勿論、テレビやビデオ、その他諸々…もしうつれば、また彼女が現れて同じ映像を見せるだろうと…っ。
「そんな!」と女性客。
このまま帰して良かったのかと慌てるワタヌキ…なんせ相手は殺人者!
だけど侑子に言わせれば、この先彼女は一生何にもうつらずに生きていかなくてはならない。
もしうっかりテレビにでも映ってしまったら、それこそ全国ネットで彼女の行いが映し出される…。
なんと言っても現代社会、どこもかしこも防犯カメラが設置されているのは当たり前の世の中。
彼女が絶対に何にもうつらない為には…一生家から出ないで暮らすしかない…っ!
今回は何か恐ろしい話でした。
殺した人の写真が動きだして
その殺された時の姿を見せるなんて・・・・。
怖い・・・。
ま、殺した人が悪いんですよね。
最後の侑子の対価は・・・ま、
侑子による裁きですかね。
自業自得ですよね。
















