「まいあ 1」 SWAN actⅡ
有吉京子
平凡社
2006年
SWAN actⅡとある通り、
かの有名なバレエ漫画、『SWAN -白鳥-』の次世代編でございます。
そして、この「SWAN」を知らない方には、退屈な記事かもしれません・・・。
やっと刊行してくれましたよ~「まいあ」。
連載していたのは知っていましたが、雑誌は高いためコミックスを待っていたので、
12月?に発売日と見たときは、カレンダーに書いていましたよ(笑)。
バレエと漫画がお好きな方は、必ずといっていいほど読んでいると思われる、
この「SWAN」の、真澄とレオンの娘が活躍するお話なのです。
もちろん、真澄とレオンもでてきますから、他の人の出演もあるんだろうなぁ・・・と
心待ちにしている状態です。
早速、2巻目に入るだろうお話には、葵さんが出てきたようです。
さて、この「まいあ」ですが、
うーん、まだまだ前哨戦なので、なんとも感想が書きにくいですが、
はい、まいあの成長が楽しみな展開ではありますね。
まだまだ自分の才能を知らずにいる、
素直な可愛らしいお嬢さんです。
あの頃の真澄を見ているよう。
ただ、表紙がしっかりと白鳥なのに対し、
中身はどちらかというとモダン作品だと思うのです。
「アダージョ」だし。
「SWAN」でも、真澄がニューヨークに行ってからのお話は、
実は私はそれほど好きではないのです。
いえ、真澄の成長には大いに関わっている部分ではあるのですが。
もともと、モダンは(解釈が特に)よくわからずにいるので、
よけいなのかもしれませんが・・・。
根っからクラシックなんですね~。
(モダンファンの方、ごめんなさい)
で、「まいあ」もその流れをくんでいるのか、
人間そのものの表現はモダンの方がよいのか、
舞台作品などはモダンになっていますね。
このままつっぱしってしまうのかな~。
でも、やっぱりクラシックがみたいな~。
あ、それから、嬉しかったのは、
「SWAN」の続きになる部分、
真澄がシュツットガルトにいた頃や、リリアナの話が出たところは、
やっぱり顔がにやけてしまいました~。
バレエ漫画の基本といわれる作品の次世代編。
(最近、次世代編が多いけど~笑)
とてもとてもこの先が楽しみです。
できるだけ長く連載して欲しいなぁ。