講談社学術文庫「学問のすゝめ」福沢諭吉・校注 伊藤正雄 | 読み散らかしてナレの果て

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ところで
明治大正昭和平成令和。
それぞれの時代に「学問のすゝめ」が、あっても良いよね?


何を血迷ったか
令和になって「学問のすゝめ」の現代語訳と言うのを手に入れた。
そして更に血迷って「学問のすゝめ」の原文を手に入れた。

現代語訳を読み始めて直ぐ、そもそも「学問のすゝめ」の原文とはどんなものだろうか。その原文を解説してる内容はどんな話なんだろうかと気になってしまった。
と言うのも現代語訳を読み始めて直ぐに飽きてしまったから(笑)

現代に即した新訳と言えば読み易く分かりやすいはずだけど、如何せん面白くないのだ。
福沢諭吉の「学問のすゝめ」を福沢諭吉の言葉で知りたいのに現代語訳は現代語に訳した齋藤孝さんの言葉になってる。
そしてそしてその斎藤孝さんも手助けにしたと言う伊藤正雄さんの解説が「学問のすゝめ」よりも気になってしまった。

そこで伊藤正雄さんの解説がたっぷり付いた(本の厚みのほぼ半分が解説)講談社学術文庫の「学問のすゝめ」を買って、本文を吹っ飛ばして解説に真っしぐら(笑)

ん〜♡
講談社学術文庫の「学問のすゝめ」を買って正解だった。
解説が面白い!
「学問のすゝめ」のネタ本の事や歴史背景、福沢諭吉の人となり、福沢諭吉の文章力、言葉選びの巧みさ、読ませる文章、読解力に合わせた文章等々、学問のすゝめ本文を読まずにも充分面白い♡

その解説の一番最後に書かれた内容が、何故、令和の時代に何に血迷って「学問のすゝめ」を読もうと思ったのかの答えが書かれていたよ。読んで良かった。



追伸:すかぽんさん、コメントの返信が大変遅くなってごめんなさい。