ひろしま 8月15日 | 読み散らかしてナレの果て

読み散らかしてナレの果て

ナレの果て戯言ブログです
覗きに来て下さってありがとうございます♪

以前、NHKの番組で
最新の技術を使い、新たな記録や過去の記録や
生存者の証言をまとめて、実際の状況をより現実的に再現する試みの
ドキュメントを見ました。

それは、広島に落とされた原子爆弾の被害状況の克明な再記録の
ドキュメントでした。

原爆の被害に遭われ方達がどこで、どんな風であったか。
アメリカ軍の調査隊の写真や記録。
日本軍の記録。
風化しつつあった戦争の記憶を最新のコンピューターで
映像に起こして、どんな被害が出たのか、放射能の拡散状況を
目に見える形にしていました。

番組内で説明をしていた研究者の方の言葉に涙が止まりませんでした。
正確に記憶してないのですが、たぶんこんなであったと
「原爆を落とされた爆心地中心部分にいらした方達は
 大量の中性子線や熱線を浴びて、一瞬にしてこの世から消滅されたと
 思われます。たぶん、亡くなられた方達はご自分が死んだと
 わからないままかもしれません。」

今でも、このシーンを思い出すと涙が出ます。
小説の話ではありません。人間が消滅するってどうゆう事?
どうして、そんな残酷な事が出来たのか?
戦争と言う言葉一つで片付けてはいけない。


原子爆弾を二つも落とされた唯一無二の国
世界中で一番に核兵器の危険性を訴えられる国
そして、原子力関係の危険も経験した国

日本のあらたな立ち位置を考えてもいい時期に来ていると思うけれど。