お帰りなさい | コナモンのこんなもんじゃないだろ?

お帰りなさい

先週から、
食卓にまた母の笑い声が聞こえるようになった。

「お帰りなさい」
なんて、社会人になってからは
互いに交わしたこともなかったけど、
その日は素直に言葉にすることができた。



退院したと言っても、これから毎日往復2時間の移動を伴いながら、

たった15分間の治療を受けるために
通院しなくてはならないから、

大変な事には変わらないのだけれど。




母が退院する少し前、
何か役立つ情報はないものかと、書店で本を読み漁った。


何冊も手に取った婦人科系の書籍。


索引で「子宮癌」と引いては、ステージごとの症状と




5年後の生存率を食い入るように見つめた。





45パーセント



この確率を高いととるか、低いととるか。


それでも抗がん剤治療や放射線治療を併せて行うことで、
80%以上の生存率まで上げられるらしい。




癌は急性の病気じゃない。


長い年月をかけて自分のライフスタイルから生じる慢性の病気だと思う。


もちろん、遺伝的なファクターもあるけど、

そういう因子を持っているという自覚のある人は
最初からより健康に対する高い意識を持つべきだと思う。




これだけ世の中に健康情報が溢れてるのに、

どうして病気の人が増えていくばかりなんだろう。



大気汚染や水質の悪化、紫外線の影響、

環境ホルモンと呼ばれていた化学物質、

石油系の合成界面活性剤や合成色素、
食品添加物、薬過服用、
髪染め、喫煙、様々なストレス、遺伝、発ガン物質…etc…。


ある研究者や私たちが何年も前から訴えてきた事を
ようやく日本も真剣に考えるようになってきたのかもしれない。

CMでも環境に配慮しているとアピールするものや、安全性をうたった商品がずいぶん増えたと思う。

でも、それでもまだアンテナが弱い人にはキャッチ出来ない人がいる。



病気になってからじゃ、痛みや悲しみばかりが増えていく。

元気なうちに健康管理なんて、面倒だと思うけど、健康に対する投資ほど、見返りの大きなものはないとも思っている。


生命保険は自分が渦中の人にならないと、何の効果ももたらさないけど、

落ち込みや上昇に一喜一憂するような株とも違う。


将来もたらされ得る痛みからの解放。


それは、今のまま何もせずにリスクを負って生きていくよりも、ずっと堅実な事だと思う。





ベッドに横たわるのは、出産期だけにしたいものだ。