やっと、4冊のうちの最後の本です。

これは読み始めたら

さらさらと、その日のうちに読み切りました。

 

 

作品紹介・あらすじより

 

地図会社キョーリンの調査員・合志俊介。

彼の仕事は日本各地を歩き、家の表札を一軒ずつ書き留めること。
俊介には一平と湯太郎という幼馴染みがいた。

三人は十五歳になる年、裏山のクスノキで誓いを立てた。

その日から、男たちはそれぞれの“道”を歩き始めた。

 

 

平岡陽明さん、

『素数とバレーボール』に続いての読了です。

 

今回は、地図情報会社ゼンリンをモデルにした物語です。

地図を作る仕事なので、

読みながら戦後の伊能忠敬だなぁと思いました。

と、お仕事小説の側面も感じさせますが、

そちらはサクサク淡白な感じ。

親子や友情の部分の方が大きい気がしました。

 

後半、真実が明かされてから

急にギュッと心を掴まれました。

そうだったのか…

 

良かったです。

そして、俊介の妻に昭和という時代を感じます。

現代には、こんなに出来た嫁、なかなかいないような…

(私は無理だわ…)