手強かった作品、ついに読み切りました。
本屋大賞などを受賞していて人気で、
かなり長い間、予約待ち状態でした。
でも、この前に読んだ本も辛かったところ、
今度は戦争の話で、やはり苦しかったです…。
作品紹介・あらすじ
1942年、独ソ戦のさなか、
モスクワ近郊の村に住む狩りの名手セラフィマの暮らしは、
ドイツ軍の襲撃により突如奪われる。
母を殺され、復讐を誓った彼女は、
女性狙撃小隊の一員となりスターリングラードの前線へ──。
第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。
いやいや…読み応えありました。
読んで良かったです。
正直、世界史は苦手…そんな風に思う時点で
他人事のようですよね…。
でもカタカナの名前や地名は、頭に入ってこなくて…
ロシアなのか、ドイツなのかも分からなくなったり…
何も考えずに飛び込める物語とは違うわけです。
でも、読んでいると、
今のロシアとウクライナのことを考えたり
この時代の日本が、どんなだったのか考えたり。
いっぱい考えさせられました。
スターリングラードの戦いからは
登場人物たちにもなじめて読みやすくなりました。
私が、急に物語の中へドンッと吹っ飛ばされたのは
セラフィマが、ドイツ兵ユルゲンから
復讐相手の情報を聞き出した後、
ユルゲンとオリガとの会話を読んだ瞬間でした。
私の中では、
オリガが一番心に残る人物だった気がします。
オリガの事を思うと胸が痛みます。
今、この瞬間も、戦時下にある人がいる。
本を読んだり、鳥を見たり、
それ日常と思えることは幸せですね…
今日も、良い日になりますように😊