ちょっと、仕事の疲れもあり

ブログ訪問がゆっくりできずにいます。

(鳥に浮かれ過ぎていたからかも?)

 

そんな中、なんとか読み終えた二冊の

感想を残しておこうと思います。

実は予約本が押し寄せてきています(≧▽≦)

 

 

『救いの森』 小林由香

 

あらすじ(ブクログより)

 

いじめや虐待、誘拐など命の危険を感じた時に起動させると、

児童救命士がかけつける「ライフバンド」。

児童保護救済法が成立し、義務教育期間の子どもにその着用が義務づけられた。

ある日、新米児童救命士の長谷川は「ライフバンド」の検査で小学校に出向き、

そこでわざと警告音を鳴らす少年と出会う……。
明日の未来を支える子どもを守るため、僕たちはあきらめない。

生きづらい現代に希望を照らす、感動の物語。

 

本当にこんなものがあったら、

救われる命があるのだろうな。
苦しんでいる子どもたちに向き合い、

大人になるまで生きていてくれることを願う児童救命士。

特に新堂には引き込まれる。

「ガキの頃、人に助けてもらった経験のある者は、

成長してから今度は自分が誰かを助けたいと思うようになる」

新堂のこの言葉を読んで、

改めて、自分も小さな何かでも出来ることをしたいと思った。

 

 

 

『キッズ・アー・オールライト』 丸山正樹

 

読み始めて、何となく引っかかる。
あ…これは『漂う子』と繋がってる話だと感じる。
(あまり詳細は覚えていないのだが「血はもうとっくに入れ替わった…」)

「ヤングケアラー」

「在留外国人(日系ブラジル人)の子供」

を題材としていて
またまた考えさせられる内容だ。

所々にさしこまれるゴシック体部分、
その都度、誰の言葉か考える作業が生じて、
どんどん引き込まれる勢いにブレーキがかかるのが
個人的には少しもどかしかった。


子供が苦しむ作品を続けて読んで、かなりキツイ。
「誰かの役に立っている」そう思えることは
明るい一歩になることもあり、重い鎖となることもある。
子供には、明るい光のさす道を歩いてほしいと願います。