こんにちは、ジェネオンの松田です。
ブログ……今まで書いたことないので、どんな風に書けばよいのか……
ですが、せっかくなのでここではeyelisのお三方との出会いなどを回想してみようかと。


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のお三方との関わりは「絶対可憐チルドレン」TVシリーズ(2008年)が最初でした。
1年に渡るテレビシリーズの中では随分沢山の曲をつくってきましたが、とりわけ前期
主題歌の「Over The Future」は可憐Girlsというユニットを含め、とにかく想い出深い曲。そして何よりこの曲が増田さん、前口さんとの出会いの曲だったんですね(増田さんにはオリジナルver.&薫mixを、前口さんには葵mixをサウンドプロデュースしてもらいました)。その後、前口さんとは「絶対love×love宣言!!」「MY WINGSetc……ザ・チルドレンの一連、そして増田さんとは「Break+Your+Destiny」「UNLIMITED~∞~」――可憐GUYsのサウンドプロデュースにはじまり、後の「ハヤテのごとく!!」「神のみぞ知るセカイ」の数々の名曲へと続く訳ですが、そこは最早説明不要ですね。

 

さて、そんな中で川崎さんとの出会いも実は「絶チル」だったり。今回のアルバムにも収録された「早春賦」、本曲の仮歌(レコーディング前のガイド的なボーカル)を最初に聴いた
ときから、この声にすっかりやられてしまった私。その後、「ハヤテ」「神のみ」と続く音楽制作の中、川崎さんの歌は数限りなく聴くことになるのですが、この歌声をスタッフの役得だけにしておくのは罪――こうして川崎さんの歌声を聴いてもらえる時が来たのは感慨深い限りです。

 

そんな川崎さんと作曲家としてご一緒する転機になったのが「らぶこーる」。かのんちゃんの代表曲である名バラードは、原作者である若木先生の詞と川崎さんの曲(その仮歌も素晴らしかった!)がコラボレートした出会いの曲でありました。
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のアルバムデビューにあたって、そのカバーを若木先生にお願いしようというのはある意味必然だったのです(先生にとっては迷惑な話しですがw)。先生にはお忙しい中を縫って、実際何枚もラフを描いてもらって、さらに完成したイラストに描かれたその少女に名前をつけたいという提案に「野中かこ」という名前をつけてくれたのも若木先生です(因みに携帯音楽プレーヤーに貼られた猫のシールはかこちゃんの飼い猫で「みらい」という名前なんですよ)。

 

かのんちゃんではコミック、アニメという二次元の中にいたアイドルを東山奈央さんという存在を媒介に三次元へと届けてきましたが、eyelisではその逆に、カバーガールの
「かこちゃん」を通じて、今度は聴く人たちを三次元から二次元の世界に誘ってみたい
なぁ――それが自分なりの想いだったりもします。
かのんちゃんが実在し、「本日、満開ワタシ色!」が「
Break+Your+Destiny」が流れて
いる……eyelisを通して「かこちゃん」が居る世界に皆さんをお連れして、音楽を目でも
楽しんでもらえたら素敵だな――などと考えていたりします。

 

さても取り留めない長文になってしまいました。最後に、魅力的な作品、先生方、役者さん、スタッフさん――素敵なみなさんとともにいるeyelisを詠んで一句……

 

「満開の愛を届ける春のうた 神のみぞ知る未来も超える」

 

おそまつ――

 

松田章男(ジェネオン・ユニバーサル)