オリジナルの、かのんちゃん(東山奈央さん)バージョンのときは 、バンドサウンド全開?なロックチューンでしたが、 何と今回はボーカル+アコギというアコースティックサウンドにトライしてみました。
このアイデアが出たときは、はたしてどうなるかとちょっと不安でしたが、実際にやってみて、これはこれでなかなか良い感じになったんじゃないかと思ってます。
同時に、楽器数が減ったことにより、この曲のメロディの素晴らしさを再確認することが出来ました。
本当に良いメロディーですよね。作曲者の黒須さんはこのバージョンを気に入ってくれるかなぁ、、、。
アコースティックなので、アルバム全体のなかで唯一、
eyelisの3人が一緒に生でセッションしているような感じの曲になっていると思います。
曲が始まる前のちょっとわざとらしい演出も手伝って、余計にそう思った人も多いんじゃないでしょうか?
ところが、実はそうではなかったのです!!
この曲の作業手順がどうなっているかというと、、、
これ言っちゃっていいのかなぁ???
まずはじめにかのんちゃんバージョンのときの川崎さんの仮歌データを抜き出して、それを今回のバージョンのテンポに合わせてちょっとゆっくりに調整します。
今度はそれにあわせて、自分がとりあえず二人分のギターパートを重ねます。
これでいわゆるデモの完成です。
歌のテンポを変えたり、後からギターをあわせたり、、、
そんな事がコンピュータだと普通に出来ちゃいます。
こうしたデモは、テンポや、ギターアプローチの違いで3テイクぐらい作りました。
そのなかで最終的に、テンポをあまり落とし過ぎず、 ざっくり感のあるテイクが選ばれました。
その後、デモのギターにあわせて川崎さんが本チャンの歌をダビングして、続いて左側のギターをリーダー(前口さん)が差し替える形で録音して完成となりました。
最終的には右側の自分のパートだけがデモのまま残ってます。
ラフな感じがこのバージョンには合うかなぁと思い、あえて弾き直しませんでした。
それにしてもダビングする順番が普通の逆ですよね!!
最終的に残っている音のなかでは伴奏のギターが一番最後に録音されている訳ですから、、、。
こんな事って滅多に無い、、、。
リーダーもさぞかしやり辛かった事と察します。
ご苦労様です、リーダー!!
とにかくこの曲は、バラバラにダビングして出来ております!!
eyelis 増田武史