謝謝!
今年は何故かお葬式が多い。
縁起でもないですが、本当に1月から毎月どなたかの葬儀に出ています。
仏式がほとんどですが、いずれもが判で押したように設備の整った葬儀場になります。確かに参列する方は楽ですけど・・・。
失礼ながら、故人との関係にもよりますが、同じような葬式ばかりで、正直「ああそろそろ焼香だな。弔電はちゃんと読まれるかな。挨拶は誰がするのかな。何時頃終わるのかな。」とか、しまいには「このお坊さんはお経が下手だな。」など故人の死とは直接関係ないことに気がいくほど、儀式とはいえあまりに形骸化されてしまって。
その上、誰それの戒名代にいくらかかったとか、この数珠はダメだからと坊さんに言われ買い換えさせられたとか、・・・・。
しばらく前に「葬式は、要らない」という本が話題になりましたが、確かに先進国の中ではずば抜けて費用がかかり、戒名なんてあることはおろかお坊さんが葬式を仕切るのも仏教国では日本だけ、なんて聞くと、・・・?
要る要らないより前にどうしてこんな葬式になったのだろう、という素朴な疑問が最近強くなって。(そういう歳になったということでもありますが。
)
そこへ、こんな本を発見!
最近出版されたようです。
いつ頃からどのようにして僧侶が葬式に関わるようになったのか。
綿密なリサーチに基づいてその辺りが解明されていて、葬式と仏教に係る歴史がおおよそ理解できます。
著者の松尾剛次さんは大学教授ですので、一般人には学術的すぎる記述もありますが、現代の葬式仏教に疑問をお持ちの方なら一読されてみては、・・・。
そもそも鎌倉仏教以前は、死は穢れとして忌み避けられていて、現在とは反対に僧侶が葬式に従事することは憚られていたけど、永い歴史の中で生死観の変化や仏教自体の革新などにより今のような形になった訳で、檀家制度なども江戸時代にキリシタンを恐れる幕府によって強制されたもの、という。
やはり歴史を知ることは理解を深めるためには大事なこと。(まあ、あとであれは違っていた、なんてこともありますが・・・)
ただ、著者は単に歴史を掘り下げているだけではなく、自身の考えも語られてます。一部引用してみます。
" 「葬式仏教」といわれるのは、僧侶たちが葬式や法事、墓地の管理などにかまけて、現在を悩みながら生きている人々の救済願望には応える努力をしていないように見えることに対する批判である。
しかし、翻って考えてみると、たとえば葬式をきちんと僧侶がとり行ってくれるというのは、一人の人間にとって「誕生」とならぶ「死」という一大画期を荘重かつ厳粛に通過したいという願いに応えていることも間違いない。 " ・・・・
" しかしながら、葬式が、人間的な要求に応える重要な儀礼であったとしても、それを僧侶が行わなくても良いわけである。他の宗教でも、無宗教葬(友人葬)でも良いわけである。"
せめて、自分のことくらいは方針決めておかないと、・・・。
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その上、誰それの戒名代にいくらかかったとか、この数珠はダメだからと坊さんに言われ買い換えさせられたとか、・・・・。

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そもそも鎌倉仏教以前は、死は穢れとして忌み避けられていて、現在とは反対に僧侶が葬式に従事することは憚られていたけど、永い歴史の中で生死観の変化や仏教自体の革新などにより今のような形になった訳で、檀家制度なども江戸時代にキリシタンを恐れる幕府によって強制されたもの、という。
やはり歴史を知ることは理解を深めるためには大事なこと。(まあ、あとであれは違っていた、なんてこともありますが・・・)
ただ、著者は単に歴史を掘り下げているだけではなく、自身の考えも語られてます。一部引用してみます。
" 「葬式仏教」といわれるのは、僧侶たちが葬式や法事、墓地の管理などにかまけて、現在を悩みながら生きている人々の救済願望には応える努力をしていないように見えることに対する批判である。
しかし、翻って考えてみると、たとえば葬式をきちんと僧侶がとり行ってくれるというのは、一人の人間にとって「誕生」とならぶ「死」という一大画期を荘重かつ厳粛に通過したいという願いに応えていることも間違いない。 " ・・・・
" しかしながら、葬式が、人間的な要求に応える重要な儀礼であったとしても、それを僧侶が行わなくても良いわけである。他の宗教でも、無宗教葬(友人葬)でも良いわけである。"
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