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ソニーの3Dブラビア「HX900シリーズ」。モノリシックデザインの美しいフラッシュサーフェス
 店頭展示が始まって数週間。パナソニックのフルHD 3Dテレビ「VT2シリーズ」が人気を集めているようだ。フルHD解像度を維持した立体映像ならではの“手でつかめそうな仮想リアリズム”が、販売店を訪れる多くのユーザーをトリコにしているのは間違いない。

【拡大画像や他の画像】

 そのプラズマ・タイプのVT2シリーズにやや遅れて液晶タイプのフルHD 3D(対応)テレビを3月に発表したのがソニー。なんと3シリーズ8モデルという豪華ラインアップである。ここでは、試作機を見る機会があった、7月中旬発売予定のハイエンドライン「HX900シリーズ」の52V型機「KDL-52HX900」について触れたいと思う。ちなみに本機は3D再生機能は「内蔵」しておらず、別売りのトランスミッターと3Dメガネを購入すればフルHD3D視聴ができる“3Dレディー”タイプである。

 本機を前にしてまず感心するのは、デザインの美しさ、仕上げの見事さだ。(世界市場で)サムスン、LGの韓国勢がデザインの美しさで話題を集める中、しばらく精彩を欠いていたと思える“ソニー・デザイン”だが、このHXシリーズはその復活の手応えを感じさせる見事な仕上がりだ。ソニーはカタログなどで「モノリシックデザイン」とうたっているが、ディスプレイ前面を1枚の大きなガラスで覆い、外枠にアルミを用いたそのフィニッシュは、画面のどこにも凸凹やガタつきのない、美しいフラッシュサーフェス。本機は液晶パネル背面に白色LEDを配した直下型バックライト方式が採られているが、薄さでも健闘していて、サイドビューもまさに1枚岩のモノリシック、すごくスタイリッシュだ。

 では、画質はどうか。試作段階でのチェックだったが、HX900はすでにソニーのトップエンド・モデルらしい、よく磨き込まれた繊細な画質を楽しませてくれた。

 照明を抑えた暗い環境で、色温度を6500ケルビンに設定、2.2乗の基準ガンマカーブをトレースし、色域をHDTV標準規格に合わせた「シネマ1」で映画BDを何枚か観たが、LEDバックライトの部分減光(ローカルディミング)とラインブリンキングを組み合わせた高級液晶テレビならではの、キレのよい鮮やかなハイコントラスト映像が楽しめた。ラインブリンキングというのは、1コマを水平分割してその1部分のLEDバックライトを連続的に完全消灯していく手法。液晶テレビ特有の残像感の低減とコントラスト感の向上に寄与する。

 黒の安定感と暗部階調の描きわけも、液晶テレビ離れした卓抜な表現だ。ホワイトバランスの安定感も出色で、わずかにピンクがかる白人女性の肌色表現も、ソニーTVらしい伝統が感じられて好ましい。ただし、ローカルディミングのエリア区分はかなり粗く、黒画面をバックに光が当たった物体がすばやく動くようなシーンで、その周囲がぼんやりと明るくなる現象が散見されたことは指摘しておきたい。

●安定感のある立体映像

 本機にトランスミッターをつなぎ、3Dメガネを装着して、ソニー製デモ用BD ROMによる3D映像も体験してみた。サッカーの試合や動物園の実写映像、CGアニメなどのフルHD 3D映像を観たが、とくにCGアニメでリアルな奥行感が得られ、なるほど他社に先駆けて240Hz駆動の4倍速技術を磨いてきたソニー製品ならではの安定感のある立体映像だと思った。ホールド表示の液晶タイプで危惧された、クロストークの弊害がさほど感じられないのである。

 もちろん両眼視差が強調される立体視に違和感がないではない。とくに実写映像はボケるべき被写体が書き割りのように浮き上がって見えるケースが多く、ふだん見慣れた現実の風景との乖離(かいり)が大きく、長い時間観ていると脳がいささか疲れる印象だ。しかし、現時点で3D映像の難点をあげつらっても仕方ないだろう。考えてみれば、まだ市販の3D BD ROMは一枚も発売されていないわけだし。急務は、人間の脳に違和感を覚えさせない自然な立体視を提供できる3D映像の撮影ノウハウの確立だろう。

 予想外によいと思ったのは、3Dメガネをかけても明るさが極端に落ちないことで、これはメガネに偏光膜を設けなかった3Dブラビアならではのメリットだと思った。また、偏光膜ありなしの2種類のメガネをかけ替えてみて興味深いことを発見した。偏光膜のあるメガネでは、HX900の脇に置いてあったLED照明器具の50Hzパルスによるフリッカーがものすごく目立ち、偏光膜のない3Dブラビア用メガネではそれが消えることである。

 いま話題のLED照明だが、電源周波数をそのまま光のパルスとして用いたタイプは、偏光膜付きメガネを使用する3Dテレビのある部屋では絶対使わないほうがいい(とくに50Hzの東日本では)。インバータータイプの蛍光灯は、フリッカーの問題から逃れられるケースもあるが、ぼくはテレビを観る部屋こそ、演色性のよい(=色がきれいに見える)白熱電球を使うべきだと考える。

 消費電力と寿命という観点のみで燃焼光源の白熱電球は悪者扱いされ、国内メーカーの東芝ライテックはその製造を止めてしまったが、世の中の照明すべてをLEDにしようというのは、それこそエコ・ファショではないかと思う。部屋を満遍なく明るくする“全体照明”という考え方に捕らわれているから、白熱電球の消費電力が問題になるわけで、白熱電球を落ち着きのある明るさを抑えた間接照明に使えば、消費電力の点でもさほど問題ないし、なによりそのテレビの画質のよさが際立ってくるはずだ。

 ITmediaのインタビューでも、以前東芝ライテックの方が、「色を評価する環境では、演色性にまだ問題のあるLED照明は使わないほうがいい」という旨の発言をされていたと記憶する。分かっている人は分かっているのだ。照明1つで部屋の雰囲気、テレビの画質ともに激変するということをもう一度きちんと確認しようではないか。欧州では演色係数の高いLED照明が売られ始めたという話も聞くが、現時点で演色性に最も優れた白熱電球は絶対必要だ。照明の役割をきちんと理解して、使うべき場所で賢く使うことを考えよう、というのがぼくのささやかな提言である。

 さて、今回の3Dブラビアには「2D→3D変換」機能が装備されている。本機のそれをいくつかのソフトで試してみたが、効果はかなり抑え目で、自然な奥行感の生成に留意したと思えるチューニング。予想したほどの違和感はなかった。ただし、3Dメガネをかけることで画面が暗くなるのは厳然たる事実だし、メガネをかけた状態でのホワイトバランスをもっと追い込んでほしい。そうでなければ、3Dメガネを装着するウザったさがある以上(ぼくのようにふだんから近視矯正用メガネをかけている人間にとっては、とりわけだ)、この機能を積極的に使いたいとはとても思えないのである。

 本機HX900で残念だったのは、音質の貧弱さ。デザイン優先でスピーカーを隠したインビジブル・スタイルを採っている以上仕方ないかもしれないが、これじゃあ「SONY」の看板が泣いている、と思う。本機を購入したら、ぜひ画質のよさに見合うホームシアター・システムを組むことをお勧めする。できれば、粗野な音のシアターラックではなく、きちんとした単品スピーカーを組み合わせて。「This is it」や「アバター」の素晴らしい迫力のHDオーディオ・サウンドを体験するにつけ、「BD ROMは音が命だ!」とつくづく思う。【山本浩司】



※この記事の著作権は引用元にあります



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100513-00000067-zdn_lp-sci

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 HOYAは17日、インド子会社のHOYAレンズ・インドが地場のアガルワル眼科病院と提携し、独自のレンズ処方デジタルシステム「トゥルー・ビュー」による眼鏡用カスタムレンズ「Hoyalux iD・ウィズ・トゥルー・ビュー」を発売すると発表した。アガルワル眼科病院は眼科治療全般を提供する眼科総合病院。HOYAは高度な発明や医療サービスが評価されている同院との提携を通じ、インドでの眼鏡用レンズの販売を伸ばしていく考えだ。

 HOYAの広報担当者が18日、NNAに説明したところによると、Hoyalux iD・ウィズ・トゥルー・ビューは先端の光学設計技術を取り入れたオーダーメイドの両面複合設計による累進レンズで、ゆがみがなくクリアに見え、老眼鏡向けに使われるケースが多い。従来の遠近両用眼鏡レンズは中間の度数がないほか、一目で老眼鏡と分かるといったデメリットがあったが、累進レンズはレンズ内の境目がなく徐々に度数が変化する。また両面複合設計ではレンズの表と裏面に各種の設計を複合的に施すことで、精度・機能が向上するという。

 今回、アガルワル眼科病院にトゥルー・ビューを設置したスペースを新設。トゥルー・ビューは三次元(3D)測定システムを備え、患者の写真をさまざまな角度から撮影し、事前に設定された14のパラメーターに基づいて処方した後、それぞれの患者の目に合わせてカスタマイズしたレンズを製作する。さらに、測定機器に付随したデモンストレーション機器が屈折異常の状態とその修正方法を説明するほか、累進レンズを初めて使用するユーザーにも適切なレンズ選択プランを提示できるという。

 提携に際して南部タミルナド州チェンナイのアガルワル眼科病院内で行われた記念式典には、チェンナイ市のスブラマニアム名誉市長、皆川一夫駐チェンナイ日本総領事、HOYAビジョンケアカンパニーのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)を務めるジェラルド・ボッテロ氏らが出席した。

 スブラマニアム名誉市長は「世界2位のレンズメーカーであるHOYAの新技術をこの地で展開できることをたいへん光栄に思う。眼科治療のパイオニア、アガルワル眼科病院は献身的な医療サービスを提供することで知られている」と語った。

 アガルワル眼科病院は1957年の開業。現在、チェンナイに12の病院施設を置くほか、全国に50の分院を持つ。先進医療の世界的な研究機関としても知られており、代表術例として1999年の「マイクロ・パーコニット(0.7ミリメートル切開の白内障手術)」や、2008年に4歳の女児に行われた接着眼球レンズインプラントなどがある。最近では09年2月、世界で初めて角膜疾患を持つ4カ月の幼児に対する前眼部移植手術を行っている。

 ■ビジョンケア部門は減収も増益

 HOYAの09年度の連結決算で売上高は前年度比9.0%減の4,135億2,400万円、純利益は50.8%増の378億7,500万円。全体的な受注の減少と円高の影響により減収となったが、大幅増益を確保した。08年度は、ペンタックス部門で固定資産の減損処理を実施したため多額の特別損失を計上していたことが大きい。

 眼鏡レンズなどビジョンケア部門の売上高は1,036億2,500万円。日本市場では製品価格の低下が響いたほか、海外では円高が影響し、全体でも前年度比で減収だった。ただ、特注品生産の効率化などで利益率が向上し、営業利益は223億5,000万円とプラスになっている。

 同部門は売上高の半分以上を海外が占めており、このうち「アジアは10%ほど」(広報担当者)。海外事業を強化しており、中でもインドなど新興市場を重視しているという。

※この記事の著作権は引用元にあります



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100519-00000016-nna-int

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 予防できる唯一のがんとされる子宮頸(けい)がんの予防ワクチンについて、県は18日、接種費用の一部を助成する方針を決めた。全国で40程度の市町村が助成制度を設けているが、都道府県による助成は東京都に次いで2例目とみられる。【曹美河】
 ◇県内13市で実施決まる
 昨年末に始まったワクチン接種は1回1万5000円程度。これを3回接種する必要があり、高額な費用が普及の壁になっている。
 県の案では、接種への助成制度を設けた市町村に対し、接種者1人につき1万5000円を上限に助成する。今年度は小学6年と中学3年を対象とする方向で調整中。財政難で助成に二の足を踏む市町村を促す意味もある。
 県の方針を受け、18日に開かれた市町村と県との会合では、県内13市すべてが助成制度を設けることで一致。このほか市川三郷、小菅、山中湖の3町村もすでに助成方針を決めている。
 6月開会の定例県議会に必要経費を盛り込んだ補正予算案を提出する。対象学年の半数程度の接種を目標とし、予算額は約6000万円となる。
 子宮頸がんは、性交渉によって感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が主原因で発症する。予防ワクチンは性交を経験する前の10代前半で最も効果があり、発症リスクを7割軽減できるとされる。
 ◇「画期的な一歩」 当事者、公費負担方針を歓迎
 「これ以上私と同じ思いをする人を増やしたくない。画期的な一歩だと思います」。3年前に子宮頸がんを告知された30代の女性、香織さん(仮名、県内在住)は、県によるワクチン接種の公費負担の方針を歓迎する。
 香織さんは07年7月、30代前半で子宮頸がんと診断された。職場で生まれて初めて受けた人間ドックがきっかけだった。それまでがん検診は受けたことがなかった。
 「がんなんて、自分とは全然関係ない世界の病気だと思ってました。『まさか自分が』って」
 現実感がないまま同年8月、子宮頸部の一部を切除する手術を受けたが、進行していたため、がん細胞が残ってしまった。
 「(子宮を)全摘出しましょう」。8月25日、真っ白な壁に囲まれた診察室で医師からこう告げられた後、どうやって家までたどり着いたのかよく覚えていない。1人で実家のトイレにこもり、何時間も泣いた。
 香織さんは当時、交際していた男性との結婚、出産をぼんやりと意識し始めていたころだった。「死ぬかもしれない。でもそのことよりも、子供が産めなくなるという現実を受け入れることができませんでした」
 テレビから子供の映像が流れれば無意識にチャンネルを変え、恋人とも距離を置くようになっていった。
   ◇   ◇
 香織さんは今、再発の不安を抱えながら、がん予防の啓発活動に取り組んでいる。予防ワクチン接種と定期的な検診の普及で、社会全体で病気への理解を深めることが必要だと考えている。
 香織さんの場合、セカンドオピニオンを求めて訪れた東京都内の病院で1回目より広い範囲で頸部を切除する手術を受け、子宮を残したままがん細胞を取り除くことができた。
 「私なんて、とても恵まれていた方なんですね。もっとつらい思いをしている人は大勢います」。それでも、手術後しばらくは毎日のように再発の夢にうなされ、一時期はうつとも診断された。
 「自分は大丈夫。今そう思っている人にこそ、予防の大切さを知ってほしい」。香織さんはそう願っている。

5月19日朝刊



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100519-00000117-mailo-l19

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