「海軍からの脱走兵」

海軍の兵士さんは、久しぶりに長いお休みをもらえたので、ふるさとの町へ帰っているところで、
ある小さな村を通りかかりました。
あれあれ?今日は、お祭りでもあるのかな?
人が集まってるぞ、と引き寄せられるように足が向かいました。
そこでは、異国の人が、キラキラした理想のお話をしていたのでした。
海軍の兵士さんも、しばし、そのキラキラしたお話に聞き入っていました。
(突然、雲の上から、カミナリ小僧が、、、😆)
兵士さんは、この世には、まだ自分の知らないことや知らない世界があるんだなぁって思って
もっといろんな経験をしたいんだ!!と思って海軍を飛び出したのでした。


私もそうだったのですが、、、
高校生くらいからかな、短大に行って、卒業して、就職して、結婚して、というレールの上を行くことに、何の疑いも持たず進んでいきました。
生まれて学校へ行って、日々の生活の中で
生まれ育ってきた社会の普通(?)に疑問を持つ
きっかけがなかったんですよねー、、、
きっと海軍の兵士さんも、そうだったのだと思うのです。
この異国の人のキラキラしたお話とカミナリ小僧の落とす雷で、海軍の兵士さんは目覚めたのですねぇ。そして、行動に移します。
海軍にいたらお給料も貰えて安定した暮らしができるのでしょうが、新しい世界を見る道を選んだのです。

そんな海軍の兵士さんのように、
この度数を持つ人は、思い切って今いる場所から飛び出せる人なのだと思います。

海というシンボルは「無意識」を表していて
海軍なので、集団の無意識の中に、兵士さんはいた、ということです。
たくさんの人が同じような意識でいて、その中にいた。
そこから兵士さんは脱走をしました。
脱走、というと、逃げた、みたいな印象ですが
兵士さんには、キラキラした理想があったのです。
だから、そこから飛び出して行ったのです。