
ここ数年毎日の様にデイケアに通っていて会話も上手く成り立たない程老化の進んでしまった祖父に久々に逢いに行き、急に掛けられた言葉に驚いた。
「そんな悲しい顔をしないで」
「俺がついているから大丈夫だよ」
私のことが解っているのかさえも解らないけど、凄いなぁ。人の心が読めるのかなぁって、不思議な気持ちになった。
数日前、とある病名を言い渡されました。大したことじゃあないさ。だって、学校にもちゃんと行ってるし、ご飯だって食べれてるもん。
だけど、ふとした瞬間に襲ってくる得体の知れない何かが、怖くて仕方が無くて、毎晩毎晩泣いちゃってるの。ううん、朝も夕方も、責められた時も安心した時も、ずっと泣いちゃってるの。
求めたい助けは山程あるのに、言葉にならないうちに涙が溢れてきちゃって、上手く伝えられないの。そのうち何で苦しんでいるかも解らなくなっちゃって、責める対象は私しか残らない。
誰でも良いよ。君じゃなきゃ駄目なの。誰でも良かった。君じゃなきゃ嫌だ。
声が聴きたい。言葉が欲しい。でも簡単に大丈夫なんて言わないで。私の事否定したら許さないんだからね。
可愛いでしょ?
可哀想でしょ?
帰り際にあの人は
「家に着いたら爺ちゃんは死んでたよって伝えておくんだよ」
なんて笑顔で言っていた。
いつまで続くんだろう?

