福島県・被災地のスタディツアーに参加してきました | 酒と薔薇の日々アメブロ

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「脂肪と命は燃やすもの」をモットーにサイバーエージェントの女性向けキュレーションメディアby.S編集長 をしている山崎ひとみ(ひん)のブログです。30代になりまして、酒でも薔薇でもない内容です。とことんいい仕事をして世界をちょっとだけ進化させたいです。



10月頭、福島県の被災地のスタディツアーに参加してきました。

以前主人が石巻の被災地を訪れたことがあり、
機会を作ったほうがと言われていたことがきっかけで、
福島県にいく機会があったので参加させていただきました。

参加したのは、NPO法人「ふよう土2100」さんが主催するツアー。
詳しくはこちら。
http://studytour-iwaki.com/studytour.html


いわき市を出発して
福島第一原発の避難区域として影響のあった
冨岡町→楢葉町→広野町をまわるコース。

地図の真ん中あたりにあるのが冨岡町。

が帰宅困難地域
黄色が居住制限区域
が避難指示解除準備区域、です。

富岡町は居住制限区域なので、立ち入りができない帰宅困難地域のギリギリのところまで、行ったことになります。

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冨岡町へむかう道。

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除染が進んで屋根がピカピカの家屋がたくさん


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放射性廃棄物はこうやって町のあちこちにカバーをして置いてあります。


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富岡町は、津波の被害と原発の被害が両方あった町なので、
まだ居住はできず、ほぼ3年半前のままの状態のところが多かったです。

とまったままの時計。


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海沿いの富岡駅。


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津波の警告を最後まで知らせて回り、殉職された警官2名(1名は行方不明)の乗っていたパトカー。

慰霊碑のように、発見されたままの姿で、残してありました。


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帰宅困難区域(立入禁止)の境界にはられたバリケード。

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この先は、当然ですが人の気配がなく、
みたことのない空気、光景でした。


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移動して、久之浜復興商店街「浜風商店街」へ。


昼食を食べたからすや食堂さん。
無休で営業しているのだそう

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タンメンと餃子が美味しかった!


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訪れた著名人のメッセージも。




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あたたかく迎えてくれた商店街のおばさんたち。

立ち話で、震災時のことや、その後の苦労を話していただきました。
伝えていくために、つらいことも、できるだけ話すようにしているのだそうです。

避難生活が大変だったこと、でも、本当に過酷すぎて、避難所では笑って暮らしてたのよと。

東京の方は、だんだん情報が風化して、
忘れてしまう人が増えるから、
ここにきたことを茶飲み話でもいいからたくさん話してねと。

とても信じられない話を聞いたり、賛否のある話題があったり、
写真も光景もショッキングなものが多かったのと、

詳細に書けないのであれば無責任になるし、
感じたことも言葉にすると薄っぺらくなってしまって、
ブログに書かないつもりで行ったのですが、

おばさん達の話をきいて、見た事実や写真だけでも、記録しようと思いました。


なので、なんだか無責任な記事にみえてしまったらごめんなさい。
感想は、実際にお会いした方にお話していこうと思います。


旦那さんへのおみやげを買ったら、
「夫婦仲いいのが1番親世代はうれしいのよー」って
短い時間でしたが、なんだか娘のように話してもらって、とっても嬉しかったです。


急なスケジュール変更にも快く応じてくださった「ふよう土2100」里見さん、
現地で話してくださった皆さん、本当にありがとうございました。