もうかれこれ何年も愛用しているブースター。
秋間さん(ラーマ・アメーバ、ex. マルコシアス・バンプ)に製作していただいた、俺専用の“King Rocker Bass Custom”。
半ば部屋のオブジェと化していた、ルックスが最高にかっこいいカラーサウンドの筐体を利用してサーキットを全て入れ換え、マスターボリューム、インジケータ、アダプタージャックやチューナーアウトを装備。
更にチューニング時用のミュートスイッチも付けていただいた(現在、同仕様のモデルも市販している)。
俺のわがままを全て詰め込んだアタッチメント。
ライブにレコーディングに、いろんな場面で活用させつつ秋間さんと一緒に“あ~だ、こ~だ”して完成にたどり着いた最終型。
特に込み入ったパーツを使ってはいないのに、どんなベーアンに繋いでも俺の大好きなマーシャルやハイワット等のブリティッシュ・チューブアンプのテイストを醸し出してくれる。
通常は基本的にクリーンサウンドにして中低域のドライブを薄めにかけてプリアンプ的に使っているけど、単純にオーバードライブとしても秀逸なので、まだまだ色んな使い方があって、最高に楽しく頼もしいマシンである。
もちろん音場やアンプのスタイルによって多かれ少なかれの違いはあるが、自分的には大概いい感じになる。
秋間さんはTHE WHO“Live At Leeds”のベースサウンドをイメージして設計したのだそうな。
シールド一本でいきたい時や、好きなアンプが常設してある場所で演奏する時、シンガーの声も含めてメンバーの出音等によってマッチングしない場合は使用しない時もあるが、ライブでコイツを繋ぐと何も考えず演奏に集中出来る。
あくまでも万人が好むかは分からないが、とにもかくにも俺にはピッタリの逸品。
でもあまり甘えてはイカンので、普段のリハでは外しておく事が多い。
ここぞという時にセットアップすると、自分のリミッターをぶっち切った演奏が出来て最高。
キカイダーからハカイダーになるのだ。
スペック先行の機材が多い中で、“耳の良い人の耳で作るもの”は本当に信頼出来る☆
本日の一曲☆
“オレンジ色の月”
by マルコシアス・バンプ
世界一“ドスのきいた”グラムロック☆