僕は、友人と二人、カナダの移民局を後にして

高速道路の料金所みたいなハイウエイを歩き

アメリカのイミグレーションに向かったんです。

アメリカのイミグレーションのオフィスでは、

カナダ側から連絡が入っていたらしく

入口で僕たちの顔をイミグレーションオフィサーが

にやにやして僕たちを迎えました。

パスポートを忘れちゃったケースっていろいろあるけど

あんたたちは、おもしろいねって言うオフィサーの言葉に

僕は、えっ!何

僕たち以外にも同じようなミスをする人がいたという事実に

僕は、その人たちに親近感を覚え、安堵感も感じたんです。

仲間って大事だなって、つくずく感じたわけです。

ニューヨーク行きのバスは5時間来ないことを知った僕たちは

ヒッチハイクを決行。

とりあえず、こんどはニューヨークにゴーですね。

ゴーホームでしたね。

偶然にも、お母さんと小学生くらいの娘さんの二人組の車が

僕たち乗せてくれることになったんです。

このお母さんは、重度の知的障害の娘さんを連れ、

カナダに住む親せきの家に行った帰りだったそうで

娘さんが将来、いろんな社会のコミュニテイに参画

できるような人生を送ってほしいんだって言ってい

ました。そうすることで、娘さんが多くの人に出会い

多くのことを学ぶことで、社会のためになるような

人生になる人生となり、それが彼女の幸せじゃな

いかって言うんですね。だから娘さんをいろんな

トコロの連れて行って独立心を養わせたいって

いうことなんだそうです。

僕は、お母さんの話しを聞き、全ての人は必ず

誰かの役にたつようになっているんじゃないか

と感じたんです。

最終的に、人生の選択肢を決めるのは本人です

が、人間は幸せな人生(自ら選択し納得できる人生)

をおくることで、じつは本人が気がたうかなくても、社会

や人のためになるということを、僕は車内の空気感や

娘さんの表情をみながら感じました。