12月といえば昔は必死にバイトして一生懸命遊んだ貴重な時間でした。プロ野球選手と同じく、完全なるオフと呼べるのは当時の自分達には12月しかなかったと思います。それくらい生活の全て、人生の全てが応援団だったからね。それを疑う人はいなかったし、当然だったような。その意識が高い応援団は力があったし魅力があったし憧れ。逆にその意識が低い応援団はどこか何をしても緩かったし、いくつかある団体のうちの一つという感じでした。どこの球団もそうなんやろうけど、やはり中心となったり名前の通っているとこは厳しかったもん。時代は変わったが、応援団とサークルの一番の違いはそこか。

以前も書いたと思うんやけど、シーズン中は試合に行くのが最優先なのでバイトする時間なんてなかった。バイトしていても急にやめなくちゃならない時もあったから。何度か色々なメンバーに頼まれて、親のフリをしてバイト先に嘘の電話した事が何度もあったよなあ(笑)。バレると思ったんやけど、意外なくらいバレないんよね。自分も頼んだ事もありましたよ。だから自分は途中からシーズン中はバイトはしない事にした。迷惑かけちゃうし、単純に応援に行きたかったから。強制的に呼ばれた試合があったのも事実やけど、ほとんど自分の意思で行ってました。だから12月は働くしかなかったね。