西洋占星術を習得するためには、おぼえるべきことがたくさんあり。
その複雑さのぶんだけ、緻密な体系が組まれている、とは言える。
でも。じゃあ占星術は完璧な体系かというと。じつは、かなり、いいかげんな部分も多くあって。
「こんなテキトで、よく占っていられるな!?」という。
今回は、そんな、占星術のテキトーすぎる部分に、スポットを当ててみたい。
夫婦関係は、太陽と月に象徴されると、よく言われる。
太陽が夫で、妻が月。というように。
前回、わたしの月に、相手の太陽が重なると、その人に対して無条件に好意を持ってしまう、という話をした。
だが、それは多少なりとも応用的な手法であり、基本中の基本を言えば、たった1枚の図のなかにある太陽と月の関係が、そっくりそのまま、当人の夫婦関係を象徴しているとされる。
わかりやすく言えば、太陽と月がコンジャクション(0度)なら仲が良く、スクエア(90度)なら、仲が悪い、ということだ。
そうして、これを、太陽と月ならではの、別の表現に置き換えれば。
新月の日に生まれた赤ちゃんは、将来、夫婦円満な家庭を築くことができ。
半月(上弦の月、下弦の月)に生まれた赤ちゃんは、大人になって結婚しても、決して、良い家庭は築けないでしょう、と。
いやいやいや。
いくらなんでも。 ここまで単純に決まってしまうことは、ありえないでしょ? いくらなんでも…!!
実例をあげよう。
とある女性から相談を受けた。夫婦で洋食屋を経営している。決して赤字ではないが、売上のなかから経費を支払い、自分たちの生活費も支払うと、手もとにお金が残らない。もっと売上を上げるには、どうしたらよいか。
その奥様は天然のふしぎさんで、本来さきに伝えるべき情報をなにも語らないまま話を進めてしまい、まるでコントのようなたのしい鑑定になったのだが。
そんな彼女の図を開いてみると、太陽と月が90度。旦那様も同じく太陽と月90度で、夫婦仲は、きわめて良好なのだった。
店の名前は、旦那様が決定したという。
聞いてみると、彼女の名前がそのまま店名で、メルヘンチックなイラスト描きのふたりのツーショットがお店のロゴマークになっていた。
それにもかかわらず、それが意味するところを、まったく理解していない彼女!!
『こんなにも、わかりやすく、はっきりと愛を表現してもらえる女性は、世の中に、ほんの一握りなんですよ』と伝えると、いや、とも、まんざら、ともちがう、ほんとうに不思議な表情に、彼女は、なった―――。
別の例。
独身男性で、彼の図では、8ハウスかに座で太陽と月が、コンジャクション(0度)。
本人の身の上も聞いたうえで言えば、結婚して実家を継ぐでしょう、としか読みようがないのだが。
面と向かっては言えないものの。この人はコミュニケーション能力に難があり。いまどき珍しい男尊女卑、女性蔑視が透けて見えるような言動。脈絡なく突然、中韓を侮辱する言葉を吐く品位のなさ、など。
どこからどう見ても、彼が結婚相手に恵まれるとは、思えなかった。
彼の図を読んだのは数年まえの話だが、いまでも彼は独身のままで、聞いた話によれば、会社の異動で地方の支社に飛ばされたらしい。
図のとおりだったのは、未来が不安で、とにかくお金を貯めたがる、ということくらい。あと、しいていえば、『早く結婚して、両親を安心させるべきだ』という価値観の部分だけは、図のとおりだったと、言えなくもない―――?
こんなふうに。
太陽と月が90度だったとしても。90度同士で仲良く暮らしている例はあるし。
逆に、太陽と月が0度。しかも「家庭の」かに座、「遺産相続の」8ハウスでの0度だったとしても、当人が結婚相手をさがし出すことすら難しい例もあるわけです。
もしかしたら、これが、いわゆる。
「運命は変えられる」とか。
「同じ図でも、同じ運命にはならない」とかの。
具体例なのかな!?
※有料の鑑定を受けていただいたお客様の図は、本人の許可なく掲載できません。
※占星術に興味がない人の図を、雑談ついでに無料で観た場合。とくに許可は必要ないと考え、図を掲載します。
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