西洋占星術〜どうせ、あの世までは追ってこれまい。〜 -48ページ目

西洋占星術〜どうせ、あの世までは追ってこれまい。〜

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1993年9月3日 22時36分 栃木県小山市生まれ

つづきです。

彼女のホロスコープには、なんと、スクエアが5つもあり、しかも、5つすべてが、遠距離天体×中距離天体の組み合わせ。

冥王星×土星

海王星×木星

海王星×火星

天王星×木星

天王星×火星

しかも、冥王星と土星だけが別格になっているところといい、ここまで、きれいに揃ってしまうと、もはや、運命的ななにかを感じずには、いられない………。

 

きわめて将来有望。

しかし、そうは言っても、本人にとっては、まったく気楽ではないです。努力しても報われない、という意味ではないものの、本人の努力とは関係なく、運命はとつぜん変転する…。

本人の意志とも希望とも無関係に、いきなり状況が変わってしまうので、一般的に考えられている、「努力するのは、いまの現実を良くするため」という方程式は通用せず、彼女にとって、努力の真価が問われるのは、いきなり運命が暗転したときに、うまく適応できるか、ということと、何より、いきなりチャンスがやってきたときに、逃さずそれを摑めるか、ということ。

アイドルやってた約10年。いきなりやってきたチャンスを逃さず摑み取ることは、かなり得意だたように思います。

 

そうして、この話を拡大して、象徴的に解釈すると。人智を越えた力(遠距離天体)を、社会的現実に落とし込む力(中距離天体)だと言えます。

自動的に応援してくれる120度ではなく、あくまで90度なので、まったく気軽なものではないですが。

具体的には、本人は、ちゃんと仕事したいだけなのに(土星)、異常な量の仕事が押し込まれてくる(冥王星)といった感じです。量ではなく、仕事内容が異常、ということも、ありえます。

火星/木星と天王星/海王星の90度についても、なにか具体的な例をあげようとすると、5ハウスに対する8ハウスなので、どうにも性的なものを連想させられます。(それ以上は、語りません。)

 

いずれにせよ、本人としては、社会的に「まじめに」生きようとしても、すぐに、不可解な「ふつうではない」展開になってしまい、努力で どうにかできる範囲を超えている―――。

社会的現実において、この人は、ふつうの人が一生体験しないような異常な事態に何度も何度も直面させられ、そのことで大変苦労させられますが。

その一方で、彼女に異常な現実をもたらしている「異次元の、荒々しい力」を、彼女が、みずからの手中に収めることができた場合、これは、とてつもなく、強力です。

 

古い占星術の教科書には、スクエア(90度)は 大凶です、と書いてあって。

そして、当時は、そのアスペクトを「使いこなす」「手中に収める」という考え方も、ありませんでした。

言い換えれば、これは研究できる余地が大きく残っている、ということでもあり、わたしとしては、力を入れていきたい分野です。

 

「大凶」のアスペクトが、いくつもできていれば、どうやっても「ふつうではない」人生になってしまうのは たしかですが、すぐれた業績を残した人というのは、だれもが、例外なく、「ふつうではない」人生を、歩んでいるのです。

 

遠距離天体×中距離天体のスクエア(90度)が5つもできている配置図を持つ彼女は、いつも、運命がとつぜん変転する。

スカウトされて、ある日とつぜんアイドルになってしまったこともそうだし、仕事内容がどんどん過酷になり、最終的には引退せざるを得なくなってしまったことも、そうです。

だが、彼女は、アセンダント:ふたご座、MC:みずがめ座と、双方が風の星座であるため、こうした「運命の変転」には耐性があり、適性があります。むしろ「変転する」要素がまったくなくなってしまったら、そちらのほうが地獄でしょう。

 

アセンダント×MCの組み合わせが 風×風で。

しかも、活動宮(てんびん座)を含まない、風の柔軟(ふたご座)×風の固定(みずがめ座)の組み合わせ。

となると、変化の多い人生を望んでいるものの、変化を起こすようななにかを自分から仕掛けるタイプ(活動宮)ではない、ということになるので。

ハードアスペクトによって、運命が勝手に変転し、境遇が勝手に変わってゆくのは、彼女にとっては、むしろ、ちょうど良いのです。

 

波瀾万丈が、あらかじめ約束されているかのような彼女のホロスコープには、同時に大幅に強化された第4ハウスもあり、そこには太陽も在室しています。(過去数回分を参照)

 

つまり、なにもかもが、激しく移り変わってゆく人生において、唯一、変わらないものとしての第4ハウス、という構図です。

この第4ハウスを、小さく「家」として解釈した場合には、苦悩の多い外界から逃げ込むためのプライベート・スペースという意味になり。太陽があることも含めて、大きく解釈した場合には、言ってみれば、彼女を当主とする、ひとつの家。一家。ファミリー。

もっとも、わかりやすい形としては、これは、カリスマ的・教祖的な彼女をとりかこむファンたち、信者たちのサークル、コロニー、コミュニティのような構図。

もしかしたら、スピリチュアル・マスターのような形で、生まれ持ったカリスマ性をふたたび発揮する日が、くるかもしれません。

 

ほかに、目まぐるしく変化してゆく状況に、苦も無く即座に適応する能力が、ふつうの人よりも、はるかに鍛えられているので、その点では、社長に向いています。

その場合、社長としての彼女は、社員たちに対して、家長的にふるまい、社員たちも、彼女のカリスマ性を心酔する者たちが集まるのでしょう。

あまり知られていないものの、実際には世の中に多く存在している、カリスマ社長と信者社員たちでできた、アットホームで一蓮托生な、ちいさな会社の社長。

彼女の図を、新規に相談にきてくれた、若い女性の図、として見た場合。この方向性は、かなり向いていて、かなりおすすめできます◎

 

さいごに。蛇足ながら、付け加えると。

「ちいさな会社」とは言ったものの。いつのまにか会社の規模が拡大していってしまう可能性はあり。

その場合、こういう会社は、コンプライアンスで、かならず、モメます。

カリスマ社長と心酔する社員たちなら、どう転んでも、社長個人のワンマン独裁体制になり、その体制だからこそ、会社は成長し、規模も拡大できた。

しかし、その方針を堅持することは、いずれは許されなくなる。なぜなら、社会常識としての「会社のありかた」に、それは、大きく反しているからです。

そうなったときに。ふたたび MC:土星が力を発揮して…。

ある日とつぜんクーデターが起こり、失脚。

自分で創って自分で育てた会社から、自分自身が追い出される。

 

さすがは波瀾万丈の星まわり。

そういう経験をするハメになった大物社長は、世の中には、わりと多くいます。そんなことが起こり得るくらいまで会社を大きくできた、という意味では、むしろ名誉なことなのかな??

 

 

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ホロスコープは『星の舞』さんよりお借りしました。