西洋占星術〜どうせ、あの世までは追ってこれまい。〜 -40ページ目

西洋占星術〜どうせ、あの世までは追ってこれまい。〜

西洋占星術やってます。
読めます。
出生時刻がわからない場合は、推定して読みます。
後から正しい時刻がわかった場合にも、記事は削除しません。

1945年8月15日12時00分:東京

 

 

ここで、すこし寄り道をして、「終戦の図」を読んでみよう。

日本における「戦後という時代」が始まった瞬間の図として、読む。

通常のホロスコープ、ひとが生まれた瞬間の出生図のことを、ネイタルチャート という。それに対して、できごとが起こった瞬間の図のことは、マンデンチャート といい、両者は、研究ジャンルとしては、まったく別のものだ。そうして、わたしは、マンデンチャートのことは、まったく勉強していない。

 

実際、ネイタルとマンデンを別ジャンルと見做すなら、現代の占星術師の大部分は、ネイタルの人だろう。

IT技術の大幅な進歩により、ホロスコープそのものを作成する労苦からは解放され、だれもが日時の入力ひとつでホロスコープを見ることが可能になった今日、占星術の裾野は、かつてないほど広がっていると言えるが、そのようにして裾野部分に参入した人々は、ほぼ100%全員、ネイタルチャート(出生図)の読み手であり、マンデンの需要はほとんどない。

だから、拡大した占星術人口の「規模の利益」を活かそうと思ったら、ネイタルの知識だけで扱えるような方向性を考えるしか、ないのだが―――。

実際、これ、違和感なく読めますよね??

『戦後のニッポン』という、あたらしい時代が生まれた瞬間の出生図(ネイタルチャート)として、読んでしまうことが、実際、とくに苦もなく、可能だ―――!!

 

じゃあ、さっそく、読んでみる。

東西南北ぜんぶが固定サインで、ガンコな性格。臨機応変な部分が、まったくない。とくに、アセンダント:さそり座、MC:しし座の組み合わせは、独特の世界観を「生まれつき」確率させており、本人は、それを生きている。その意味では、「おのれの世界に閉じている」ので、他者とのコミュニケーションによって見解を変える可能性は、まったくない。

では、それは具体的にどのような世界観なのかというと、圧迫感があり、危機感があり、暗い。いつも、破滅する恐怖に追い立てられており、落ち着くときがない。

そんな感情面での/プライベートでの不安から目をそらすべく、ひたすら、ひたすら、ビジネス(仕事)に打ち込む―――。

そんな図です。

晴れ舞台や、遠い場所のことばかり考えていて、身近な日常生活が、おろそかになる。

ごくふつうの日常生活/私生活をまともに直視することができなくて、だから当然、それに対する、正当な評価を与えることができない―――。

 

一方で、仕事という面では、超絶に優秀。

正午の図なのだから、太陽が南中している(MC付近になる)のは当然だが、しし座第22度の「熱い」太陽が高い位置にあることと、MCをまたいで第10ハウス:おとめ座第2度にある水星は、一時期は『ジャパン・アズ・ナンバーワン』(日本って、もしかして、世界最強!?)とまで称えられた、経済力と工業力の象徴だと言えます。

第9ハウス:冥王星も、やはり高い位置にあり、しかもそれは、第12ハウスの月と90度(スクエア)なのだから、これでは、「仕事していないと、落ち着かない」という感じだったでしょう。

冒頭の図では、アスペクトラインは引かれていないものの、この、第12ハウスのさそり座の月は、ふたご座の火星/天王星とも150度(カインカンクス/インコンジャンクト)のアスペクトをとっていて、古い区分で「凶星」とされる火星・天王星・冥王星ぜんぶが、月と「凶悪アスペクト」なのだから、これでは、確実に、精神を病みます。病まなかったら、超人です!

しかも、月は12ハウスにあって、ひとりきりになる時間は絶対に必要。それにもかかわらず、さそり座なので、精神を病むと、「だれもわかってくれない!」と叫びつつ、ますます依存を深めます…。

 

さいごにひとこと付け加えると。

「戦後ニッポン」の世界観のなかでは、「日本は国際社会から孤立している!」という論調はかなり色濃くあったものの、実際には、十分受け入れられており、評価もされていたと言えます。理解不能な謎の国ではあったと思いますが、そうした点も含めて。べつに嫌われてなど、いなかったと思います。

とはいえ、「戦後ニッポン」は、ある意味では、ほんとうに精神を病んでいたので。相手は、ただ自国の利益を主張しているだけなのに、なぜか当人(ニッポン)は嫌われたのだと思い込んでしまう。国際問題というのは、つきつめれば、「利害関係を調整しましょう!」というだけの話なのに、なぜかこの人(ニッポン)は、

『こんなトラブルが起こるのは、わたしがみんな(国際社会)から嫌われているんだっ!』

とか、勝手に思いつめてしまう………。

中2女子かっ!!

 

『戦後ニッポン』のシュミはリスカ?

リスカって、リストカットの略だよ。絶対に未遂で終わる、自殺未遂の方法。または、自殺という「方位・方角を指し示す」自虐自傷法。

そーいえば、自虐史観というのがあったね…。

まあ。精神を病んでいたのだから、仕方ありません―――。

 

精神を病んでいる『戦後ニッポン』にとっては、他人(他国)という存在じたいが恐怖でしかないので、その意味では、『国際社会から、孤立しているっ!』という被害妄想は、じつは、

『可能なら、国際社会から孤立し(て、ひとりきりになり)たい!!』

という、抑圧された、心の叫びだったのかもしれません…。

 

いずれにせよ。この『終戦の図』が表象しているその時代は、すでに終わっているのは、あきらかで。だからこそ、わたしたちは、『戦後という時代』について、多少なりとも冷静に、客観的に、語ることが、できるわけです。

でも、戦後という時代が、すでに終わっているのなら。

いま(現在)は何という時代で、それは、いつ、始まったのでしょうか??

いろいろ考えてみてもいるのですが。

いまだに、わたしは、その「答え」をみつけることが、できないでいます…。

 

ホロスコープは『メトロポリタン占星学研究所』さんよりお借りしました。

 

 

応援してください♪

にほんブログ村 その他趣味ブログ 占星術へ

 

よかったら読者登録お願いします♪

どくしゃになってね!