冥王星いて座時代(2007年まで)。
ノストラダムスの大予言で有名な1999年も、
2000年問題で有名な2000年も、
冥王星いて座時代。
だが、この時期のもっとも有名でショッキングなできごとといえば、2001年に起きた
911ニューヨークテロでしょう。
911事件とは、どのようなものか知らない人は、
各自ネットか書籍で調べていただくとして。
冥王星さそり座時代を折り返し地点にして、現代史は下り坂。
前回そのように述べたばかりなので、その視点から説明してみたい。
911テロ事件の首謀者は、公式にはイスラム教過激派組織アルカイダであるとされるが、同時に陰謀説も根強い。
ここでいう陰謀とは、テロ組織アルカイダの陰謀、という意味ではなく、そもそも911ニューヨークテロそのものが、アメリカ政府による自作自演だった、という話。
アルカイダなどという組織は存在しない、という見方から、
アルカイダに資金提供していたのは、そもそもアメリカ政府自身、という見方まで、細部におけるバリエーションは多くあって、読者を飽きさせない。
ここでは陰謀論の真偽には立ち入らない。
かといって、公式なニュースの公式見解を支持するわけではなく、もっと広い視点からの歴史的な見解を述べてみたい。
あなたが、よほど若い読者でないかぎり、
2001年9月11日当時、すでに、この世にいただろう。
新聞かテレビのニュースで、当日のうちにも、すでに事件の概要を知らされていたかもしれない。
(※ちなみに、ネットニュースは、まだない。)
だから、これは、歴史的と呼ぶには、あまりにも近すぎて、言ってみれば、どうしても「同時代性に、巻き込まれてしまう」ことは避けられないのだが。
しかし、当ブログの読者なら、こんな視点を持ってみてほしい。
冷戦当時ならば、
アメリカと覇権を争った国家はソ連だった。
1962年のキューバ危機などは、かなり直接対決に近い。
また、
大平洋戦争(1941年~)は、仮にも日本が宣戦布告して始めた戦争だ。
また、原爆開発競争は、結果的には、アインシュタイン博士(ユダヤ人)の身柄の確保が明暗を分けた、という意味では、ナチスドイツも当事国だ。
ほかに、2019年現在の展望として、近未来の覇権国家は、中国だ、という見解もある。
何の話をしているか、おわかりだろうか?
アメリカを代表する都市・ニューヨークの、超有名な、でっかい高層ビル(貿易センタービル)は、911事件によって崩落し、ただのガレキの山となった。
その場所のことを、グラウンド・ゼロと呼ぶのだそうだ。
翻訳すると、爆心地。
まぁ、リメンバー・パール・ハーバーと同じセンスなんだろうね。
この事件のことは、絶対に忘れない。イスラム教徒ども、目に物見せてやる。首を洗って待っていやがれ。そんな意味。
当時アメリカ大統領だった、ジョージ・ブッシュは―――。
わたしの記憶が定かならば。よりによって、約10年後の311(日本の東日本大震災)の時期に、日本経済新聞に自伝を執筆しており。
それによると、事件直後、グラウンド・ゼロに視察(慰問?)に行ったブッシュは、現場で救助活動にあたっていたレスキュー隊員に握手を求められ、こう言われたのだという。
『ジョージ! かたきはとってくれ!!』―――。
レスキューとかたく握手を交わして、戦争への、あつい決意を固める、ジョージ・ブッシュ。
日本の新聞社の連載で、まるで武勇伝のようなつもりで、このようなエピソードを披露したがる、アメリカ人男性の世界観って、ほんとうに理解不能だ。
べつに、日本を見下してるとかどうとかじゃなく、単純に、アメリカ的には、これがカッコイイんだろう。
俺様、こんなに、カッコイイ!!
という記事を、他国の新聞に堂々と執筆できるセンスが、そもそも謎なんだけど。
百万歩(ミリオン)または十億歩(ビリオン)ゆずって、そこは許容するとして。
それから、一介の現場隊員にファーストネームで呼びかけられて
(日本でいえば、タメ口、呼び捨てみたいなもん?)
気さくに握手に応じる 俺様って立派でしょ!?
みたいなアピールも、まあ許す。
それにしたって。
「かたきを取る」とは、どんな意味??
これほどの大がかりなテロ事件。事前に何の情報も把握できていなかったとしたら、国防上の大失態いがいの何物でもないでしょうが。
『やられたら、やりかえせ!!』
『敵は、卑怯な不意打ちをしてくる卑怯者なんだから、正義は我々にある!!』
という考え方は、アメリカ人の基本的信念なのだろうけど。
それにしたって、首都―――はワシントンだから、ニューヨークは首都ではないが。自分が大統領をやってるときに、有名な大都市の有名な巨大ビルをテロで破壊されたというのに、自分自身の失態とか落ち度とか責任という見方がまったくなく、これだけの大事件をも、自らの武勇伝の1ページに仕立ててしまう、この男のアタマの中身は理解不能で、ほんとうにキモチ悪い。
絶対的に、被害者は善で、
加害者が悪なのだと、
本気で信じているんだね、
アメリカ 白人!!
(※だからこそ、自作自演説が絶えないだとも言える。これほどの大規模な事件の計画を、事前に①察知するのが不可能なほど、バカだったか②知っていて泳がせたか しか、ありえないからだ。まー他国の話題なので、深入りはしませんが。)
その後、ジョージ・ブッシュは
「大量破壊兵器」を口実にして、イラクに戦争を仕掛けるが、そのようなものは発見されず。
世界じゅうの嘲笑を買ったのにもかかわらず、当人は、戦争には勝てたんだから、これも武勇伝の1ページだと思い込んでいるご様子。あーキモチわるーーー。
こうした アメリカ特有の正義、
ないしは 大国の身勝手な横暴をよそに、
歴史の流れは、進行していきます。
それは不可避かつ不可逆なものであり、
甚深たる時代の変化は、
だれにも止められない―――。
国家は、近代における基本単位であり、近代ないしは現代という世界観においては、「国家なしには、何物をも、成立しません。
国際情勢とは、基本的に国家間の関係性のことを言い、それ以外のもの(たとえば異常気象や天変地異)は、たとえ国境を越えるものであっても、国際情勢とは呼びません。
また、国内においては、人間(市民/国民)を支配するのは常に国家であり、どれほどの独裁者/独裁政権であろうと、国家の支配をつうじて、民を支配する。
そこに例外はありません。
『万国の労働者よ、団結せよ!!』
という、アジテーションとしては、世界一有名なフレーズがありましたが、その理想の高さに陶酔し、その理想主義(社会主義)の実現のために、人生をなげうった者なら多くいたというのに、現実においては、
労働者たち(現代の用語では低所得者層)は、国家をつうじてのみ、団結します。
資本家が労働者を搾取している、と看破した、カール・マルクスの時代から、トリクルダウン効果は起こらなかった、という現在まで。実直に言って、ほんのひと握りの支配者が、それ以外の大多数を支配している、という構造は、なにひとつ、変わってはいないのですが。
しかし、そうしたことを話題にしたがる論者たちが、なぜか絶対的に見落としてしまう一点は、
支配される者たちは、支配からの解放ではなく、国家への帰属を望んでいるということです。
身近な例をあげれば、わが国においては、反韓・嫌韓は大ブームであり。一方で、孫正義や柳井正(大富豪として著名)を処刑して全財産没収しろ、などという議論は、まっらく聞かれませんね。
もっと単純に、ワールドカップにおいては、みんなで日本を応援して、日本人全員心をひとつに―――。というのも、わかりやすくて良い例だと思います。
このように。
世界史においては産業革命。
日本史においては幕末の黒船襲来より始まった近代、または現代という時代は。
「国家」を、その基本単位としている。
国家に対抗できるものは国家しかなく、だからこそ革命家は、なによりも、みずからの国家の樹立を目的とする。
しかるに―――。
ここは、よく考えてみてほしい。
国家のなかの国家。
第1次世界大戦においても、第2次世界大戦においても。
二度の世界大戦において、本土は無傷のままで乗り切り、覇権国家の名を恣にしてきた超大国:アメリカの。
超有名な都市の有名な建物を爆撃し、
ただのガレキの山に変えることに成功した国家は。
ソ連でも。
日本でも。
ドイツでも。
中国でも、なく。
そもそも国家ですらない、
一介の、テロ組織だった―――。
かの大事件が、失態によるものなのか、自作自演なのかは関係ない。
覇権国家アメリカが、身をもって示した事実は、ただひとつ。
国家の時代は、もう、終わるのだ―――。
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