今回のテーマはニトリである。
沖縄に来て、当初、家具やら生活雑貨を揃えるのにニトリにずいぶんお世話になった。

東京にいる時分は、安っぽい看板とうさんくさいCMで、近寄りもしなかったニトリだが、なにせ沖縄の地理が全くわからないため、手っ取り早く色々揃うニトリで色々と買った。

個人的な結論は玉石混淆である。(あたりまえか)
今回はその中でも「臭い」に的を絞って書く事にする。

まずは「ケトル」である。お薬缶ですな、日本語で言うと。
型番 JXYH-3065S


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http://www.nitori-net.jp/shop/goods/goods.aspx?goods=8944162
同じものをこちらで税込み1,400円で売っている。

はっきり言って激安である。
デザインもなかなか良いし、ステンの表面はヘアライン仕上げ。

売れ筋なのか、棚にたくさん並んでいる中から、蓋の堅さがちょうど良いものを選び(固くて開けにくいものが多かった)「シメシメ、良い買い物ができたなあ」などと、ほくそ笑んでいたのだが、これが一番の失敗だった。

最初は薄いステンがペコペコしていて、「どうも安っぽいなあ」と思っていたが、火入れをすると、なんと堅くなった。
そこまで計算済みか?

問題は、臭いである。
「2、3回湯煎してください」みたいな注意書きが書いてあったと記憶するが、カラーコピー機の排気口から出てくるような臭いがケトルの中からしてきて、最初の5回ほどはお茶が飲めなかった。
しばらく我慢して使用していたが、2ヶ月経った今もしつこく臭く、なにより何とも体に悪そうな臭いのため、あきらめて捨てる事にする。

捨てるにしても、こんなイイネタほっとくわけにはいかないので、慌ててブログを書いている次第。

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凛々しい口笛。

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後ろに写っている白い棒は同じくニトリのロールカーテンでこちらは大のお気に入りである。部屋のすべてのカーテンは、この格安ロールカーテンを使用した。

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こちら、問題のドグマ、もとい薬缶内部。

もう一つは、ゴミ箱である。
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型番はSPD-20WH
税込み1,990円

見ての通り、おしゃれな外観だし、またしても格安である。

こちらも臭い。
こちらの場合は、内側に入っている黒いプラスチック製の容器が、臭い。

フタをすることでなかの生ゴミなどの臭いが分からないという優れものなのだが、生ゴミの臭いを覆い隠さんばかりの臭さである。中性洗剤で丸ごと洗ったところ、我慢できる程度に収まった。

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こちらがすごく臭いポリバケツ

ケトルと共通の部分がもう一点あって、こちらの外装もペラペラである。持って帰ってきたら、なんだか口部の楕円が歪んでいたし、(さすがに売っているときからへこんではいないだろうから自分がどこかに当てたのだろう)さらに、買ったその日にフタにヘアブラシを誤って落としたところ(落差は30cmほど)見事にへこんだ。
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ペコっと
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なんだか歪んでるぞ(左側)


ブログを書くに当たって、ニトリの通販を調べたところ、

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「台所用品」の階層には写真が載っているのだが、
「ダストボックス」の階層に入っても商品が見当たらない。(11年8月現在)
確かにこの強度で通販すると、客の手元に届いたときは、ベコベコでクレームの嵐であろう。
それか、梱包材で赤が出る。

値段が値段なので、多少の事は目をつぶることができるのだが(凹むとか)、こと臭いに関しては、生理的に直撃してくるのでいかんともしがたい。

どんなに可愛い娘がいても、あるいはどんなに性格のいい娘がいても、風呂1ヶ月はいってないような臭い娘はごめんなのである。(男で例えても同じであろう)

今回の2点は普通、商品企画の段階でこの臭いを発しているサンプルがオフィスに置かれていれば、問題になる事間違いない程の臭さであった。

中国の製造会社から、商品サンプルや、初回(あるいは初期)ロットは、まともなものを渡され、リピートオーダーはこのような商品を掴まされているのではないかと勘ぐっている。
もしくは、ニトリの商品企画はみんな花粉症持ちか鼻炎持ち。

このような場末のブログが関係者の目に留まることもないとは思うが、もし社員の方が見られることがあったとするならば、一度自分のお店に陳列されている商品のニオイを確認してみることをお勧めする。

もちろん、買う人も恥ずかしがらずにまずニオイを嗅ごう。