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上映時間 90分
製作国 日本
監督:おかひでき
監修:大岡新一
チーフプロデューサー:北浦嗣巳
脚本:長谷川圭一
特技監督:三池敏夫
出演:DAIGO 杉浦太陽 つるの剛士 黒部進 森次晃嗣 団時朗 高峰圭二 真夏竜 秋元才加 梅田彩佳 宮澤佐江 増田有華 小林香菜 佐藤すみれ


みなさん大好きな「AKB48」が
「女だけの防衛隊」役として出演! と聴いて、
ウルトラ信者のアタクシとしては項垂れてしまったワケですよ。

自分の心の中の大切な聖域にまで
「秋元康」というヤプールが侵略してきやがったか!

と、精神武装してしまったんでありますが、
「AKBの良心」秋元才加さんの言葉、
「歴史あるウルトラマン作品を、「アイドル映画」には絶対したくない」
という正しすぎる心意気に敬意を表して、
ポジティブ・シンキングに鑑賞。

お言葉通りの良い作品でした。

3.11を経験した、今の日本に、
「ウルトラマン」でしか伝えられない大切なモノを
しっかり描いた特撮ヒューマン・ドラマ。

ただドラマを描くあまり、
おざなりになってしまっているピースも存在し、
ソコが「ツッコミ所」として際立ってしまっているのよね。

メッセージは確実に伝わるんですけど、
「諦めない」=「奇蹟」が簡単すぎてチョイ冷める。

それでも「テンポ」を考えると、
このあたりがギリギリのラインか。

昭和ウルトラマンの出番があまりなく、
ゼロ、コスモス、ダイナ、という比較的「若手」の
ウルトラマンが主演というのも、
イマイチ「アガる」要素に欠けた原因か。

アクション的にも大人しさを感じるなぁ。

それでも本編と特撮のバランスは
ここ最近のウルトラの中でもピカイチでして、
ガッツ溢れるミニチュア特撮とCGの融合は
まったく違和感を感じさせず、
特撮信者としては「ヨッシャ!」となります。

肝心の「ウルトラマンサーガ」ですが、
ウルトラマンとしてカッコイイか、って言うと
まあ、違いますわな。

首まわりから後頭部にかけてのあたりが
何かオカルトチックでちょっと恐い。

でもスピード感ある戦闘はナカナカ。

ゴメス先輩が地中から出現し、体に付着した土を
ブルブルと払い落とすシーンは
「モスゴジ」マンマで思わずブルル。

敵はおなじみ最強ゼットン君ですが、
なんとバット星人がまた操ってるんですよ。

このバット星人がごっつシェイプアップされてまして、
あのドラえもんみたいだった体型が
K-1選手みたいになっちゃってて
「亭主改造計画」に成功したダンナと対面した
ヨメと子供みたいな気分にさせてくれます。度☆☆☆!