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原題:THE SPEAK
上映時間 83分
製作国 アメリカ 2010年
監督:アンソニー・ピアース
製作:ブレット・ドノフー、マーティン・ワイリー
製作総指揮: ポール・ハドソン
脚本:アンソニー・ピアース
出演:クリスティーナ・アナパウ、トム・サイズモア、
スティーヴン・ネルソン、ウナ・ジョー・ブレイド、ティナ・カスチアーニ


上映されていた池袋の映画館の前で
ぼーっ、と立ってポスターだけ眺めて踵を返した作品。

なぜなら、その日はワタシのライブの日で時間が無かったから。

「あそこはガチだぜ!」と噂の心霊スポットの
廃墟となったホテル。
そこに冴えないドキュメンタリー撮影隊が殴り込み!
そこでのミッションは
「噂の廃墟ホテルで降霊術をし、霊の姿を撮影せよ!」
と、ギンティ小林氏のオハコのようなもの。
果して降霊術は成功し、
撮影隊は泣いちゃうのでした。

わたしの好きなPOV作品なんですが、
まぁ、フツーの作品。

特に斬新な撮影方法等を披露する事もなく、
良く言えば、「良く出来た作品」。

演技や演出もいたって「悪くない」。

しかし肝心の「怪異」がかなり不自然。

「パラノーマル・アクティビティ」シリーズでも
同じ事言いましたが、
この程度ならYOUTUBEやらにたくさんタレ流されてる映像や
我が日本製の似た様な作品の方が
はるかにリアルで恐い。

ホテルから出られない! という
密閉された緊迫感はイイんですけど、
あまりに「フェイク臭い」CG丸出しの怪異に興醒め。

たとえ「フェイク」でも、
「おぉっ! 恐ぇ!」と感動させてくれれば、
この手の作品としては合格なんですけど、
ちょっとやっぱり「ツボ」を掴んでないのよね。

やっぱりアメリカさんって、
恐さのハードルが低いのでしょうか?

それとも恐さのハードルが低い人でも
何となく撮れてしまう「POV流行」の御時世が悪いのでしょうか?

でもまぁ、ヒドい出来ではないので
フツーに楽しめます度☆☆★!