イメージ 1

原題:MONSTERS
上映時間 94分
製作国:イギリス 2010年
監督:ギャレス・エドワーズ
製作:アラン・ニブロ、ジェームズ・リチャードソン
製作総指揮:ナイジェル・ウィリアムズ、ニック・ラヴ、ルパート・プレストン
脚本:ギャレス・エドワーズ
撮影:ギャレス・エドワーズ
出演:スクート・マクネイリー、ホイットニー・エイブル


地球外生命体のサンプルを採取した探査船が
メキシコ上空でぐるぐるドッカン!
その直後からメキシコ一帯は宇宙生物「たこ八郎」が
ウヨウヨしてしまう「危険地帯」として
軍が隔離&殲滅するゲバゲバ区域になってしまうのです。

この区域から脱出をする男女を淡々と描いた
B級ブリテン製SFスリラー。

なんですが、「吊り橋効果」のロマンスを軸に
展開していきますのよ。

しかし、
主人公のボンクラ男に「惚れる要素がない」とか
「全然活躍しない」だのといった、
ロマンス要素の希薄さが指摘されておりますが、
コチとら、そんなもんは求めてねぇんだよ。

実際、現実にこんな「危険地帯」をウロウロしたら、
こんなもんしか出来ないだろ。

このドキュメンタリー・タッチの「偽現実」の世界観で
ヒロインを守るためにカッチョ良く戦ったりしたら、
それこそ嘘臭くて興醒めですよ。

そんなアマっチョロい要素に文句なんかつけてらんねぇよ。

この「フェーズ6」+「第9地区」+「クローバーフィールド」な
終末世界を淡々と映すワクワク感に
素直に身を委ねるべし!!

これが「ボンクラ」としてのこの映画の楽しみ方!!

監督はアメリカ版「ゴジラ」のリベンジを任された
ギャレス・エドワーズ。
このドキュメンタリー・タッチで
「ゴジラ」を撮られると思うと、ちょっとウカウカしてられない。

そろそろ東宝製「ゴジラ」の復活に向けて
動き出してほしい所であります! 度☆☆☆★!!