イメージ 1

原題:The Thing
上映時間:103分
製作国:アメリカ、カナダ 2011年
監督:マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン Jr
脚本:エリック・ヘッセラー
原案:ジョン・W・キャンベルJr
製作:デビッド・フォスター、ローレンス・ターマン
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョエル・エドガートン、
   エリック・クリスチャン・オールセン、ウルリッヒ・トムセン


「人」であれ「うんこ」であれ、
見た目がウルトラな状態のモノを「物体X」と
名付けてしまう「遊星からの物体X」信者御同輩!

この21世紀にまさかの復活でございますよ!

当初ユニバーサル側からは「リメイク」との情報だったんですが
あんな完璧な映画をリメイクするなんて行為は
「「モナ・リザ」にチョビ髭らくがきする様なもの!」との
プロデューサーの賢明な判断によって、
「前日談」にする事でスタジオ側を説得。

双方の歩み寄りによって
「リメイクの体を成した前日談」的な方向性に落ち着いております。

アメリカではあんまり評判よくないらしいですけど、
カーペンター版との「勝負」を避けまくった、
「逃げ」の姿勢を保ちながらも
雰囲気はしっかり継承し、
「物体Xだぜ!」というアピールも忘れてない。

細かい演出や展開に「?」な箇所もありますが、
カーペンター版と比べるのは酷ですし、
この「逃げ」の姿勢も逆の意味でリスペクトの一つの形。

やっぱり何より
PS2の「遊星からの物体X エピソード2」を踏まえた
ブシャブシャ変態クリーチャー!

こいつがライダー2号ばりに「お見せしよう。」とばかりに
人間の体をベキャベキャ変形させて現れると
「ヨッ!! 大統領ッ!!」と叫ばずにはいられない!

カーペンター版のオープニングに直結するエンディングも、
思わず続けてカーペンター版を観てしまったではありませんか!

監督は「悪魔の密室」のプロデューサー、
マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲンの御子息、
マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン Jr。これが長編デビュー作。

脚本に「ファイナル・デッド・ブリッジ」、
リメイク版「エルム街の悪夢」のエリック・ヘッセラー。

主演は「デス・プルーフ」のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。

ロブ・ボッティンの「神業」を最新技術で
現代に甦らせたのはアレック・ギリス&トム・ウッドラフJrの
「エイリアン2」「トレマーズ」コンビ!

なんだカンダ言っても「物体X」好きなアタシは
ニヤニヤしちゃうんですよ、やっぱり。度☆☆☆★!!