上映時間 101分
製作国 スペイン 2005年
監督:ルイス・デ・ラ・マドリット
製作:フリオ・フェルナンデス、ブライアン・ユズナ
原案:ジャウマ・バラゲロ
脚本:ジャウマ・バラゲロ、マヌ・ディエス
出演:アニタ・ブリエム、ベレン・ブランコ、クリスチーナ・ピアジェット
製作にフリオ・フェルナンデス、ブライアン・ユズナ先生。
脚本にジャウマ・パラゲロ、という、
ホラーファンなら「観るべし!」なメンツなのでありますが、
平凡すぎる邦題が示す通りの
いたって「フツー」なオカルト・ホラー!
このタイトルなら
思考回路のネジが緩んだコスプレ尼さんが
「子羊ちゃん、神に召されなさい!」とか言って
ビッシバシと「殺人布教活動」する
ザッツ・オ~ライ! な作品かと思ってしまいますが
脚本自体はどっかで観たようなオカルトもの。
丁寧で美しい画作りとジックリ展開は
いかにもスパニッシュ・ホラーしておりまして、
「機械じかけの小児病棟」ほど徹底してはいませんが、
まあ「ソレ」だけで惹き付ける魅力は醸し出しております。
所々で「アルジェントやりたい!」と思わすパーツもありまして、
アッシらヤボテンには
ちょっちチンピクしてしまいます。
早い段階でオチがわかってしまうのは
ワタシ的にはアリなんですけど、
一度観て、ずっと憶えているような作品ではないんですよ。
私、これ観たの二回目なんですよ。
「また観たい!」という感情ではなく、
あれ~? これ観たなぁ~。
どんな映画だったっけなぁ~。
しっくりしないなぁ~。何だかヤダなぁ~。
と、稲川口調で再鑑賞してしまう作品。
それってリピーター率高いじゃん! 結果オーラーイ!
あんまりガツッ! と来る作品じゃないけど
水を媒体にして現れる幽霊は「スタートレックDS9」の
オドーみたいでカッチョイイし、
ちょっと切ないラストも悪くない。
あと、せっかくなんでスペイン語でやってほしかったですね。度☆☆★!!