少し以前から、テレビなどで「レアメタル、レアアース」という言葉を
よく耳にするようになりました。
『レアアース』
→ ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、
サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、
ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、
スカンジウム、イットリウムの17元素の総称
『レアメタル』
→ リチウム、ベリリウム、ホウ素、チタン、バナジウム、クロム、
マンガン、コバルト、ニッケル、ガリウム、ゲルマニウム、セレン、
ルビジウム、ストロンチウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、
パラジウム、インジウム、アンチモン、テルル、セシウム、バリウム、
ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、白金、タリウム、ビスマス
の30元素とレアアース17元素を合わせた47元素のことをいう。
私の会社も含めた、日本の製造業が得意とする先進的な製品の多くに、
レアメタルが使われています。
数か月前、中国がレアメタルの輸出を規制し、
そのときは日本の製造業はきっと青ざめたことでしょう。
いつの日からか日本は「レアメタル依存国」となってしまっているのです。
では、なぜこんなに依存しなくてはいけない事態が起こってしまったのでしょうか。
それは一言で言うと「レアメタルで作られた部品=高性能部品」という認識があるからだ。
確かに間違ってはいない。
グローバル化という中で、日本の製造業は大量生産型の製品は、
中国をはじめとする海外製に主役を奪われた。
日本は付加価値の高い分野で生き残りをかけるようになった。
こうして海外シフトが進む中、
日本のお家芸ともいえる素材やハイテク製品・部品という分野で
それに付加価値を付け、成長を続けるしか道はなかったのだ。
それには、レアメタルが必需品だったのだ。
レアメタルは日本のあらゆる製品に使用され、日本製は確かに高性能だ。
だが、レアメタルが優れた機能の発現に関与しているというメカニズムは
まったく明らかにはなっていない。
でも、使ってみればよくわからないが性能は上がったのだ。
以前はお金を出せば、いくらでも資源を買えた。
でもそんな時代は終わったと言える。
技術革新が進む中国。
当然、日本に追いつきたいし追い抜きたい。
そこで、日本の技術力の土台となっているレアメタルを
素直に譲るわけがない・・規制もするだろう。
日本でレアメタルのような資源はない。
今、依存から脱却しようとレアメタルに代わる素材などの
研究・開発が急ピッチで進められている。
私達、製造業の人間はホントにここにレアメタルが必要なのか、
考える必要があるのではないだろうか。
レアメタルからの脱却を目指して!!
・・・と、表向きはそう考えている。
が、レアメタル脱却を目指さなくてはいけない個人的な理由はこうだ。
私達のような部品加工業者にとっては、こんなに加工しにくいものはないのだ。
簡単に言うと・・めんどくさい。