というよりは、驚かなくなって来た?というのが正しいかな。
さて、今日は教会音楽を聴きにいってきました。
Christianの友達に連れて行ってもらったんですが、教会音楽といっても、行ったのは伝統的なChurchではなくて、日曜日のTheatre。
ここはDominion Theatreといって、ロンドンのど真ん中。
月曜日~土曜日にはあの有名なミュージカル「We Will Rock You」が演じられています。
さて、朝の10:30からシアターに入ると、会場は500人もの人でいっぱいに。
そして始まったのは―
http://www.youtube.com/view_play_list?p=3FCFDA0AB1235B88&search_query=hillsonglondon
(Youtubeにアップされてます)
一般に想像する伝統的な音楽ではなくて、ポップでカジュアルな、ノリの良いドラムと、ギター、ステージには若いボーカリストが何人も。
まるで、ヒットチャートにのっているアーティストのライブを聴きにきたかのよう。
そして、会場全員が立ち上がり、
思い思いに信仰心を表現し、
体を揺らし、
歌う。
ほんとうにカジュアルな音楽なのに、
非常にダイレクトに、キリスト教の神を賛美する歌詞。
正直、カルチャーショックを隠せない。
異教徒であった自分には、歌詞の中身をほんとうの意味で理解する事はできないけれど。
キリスト教信仰と、ポップ音楽が、こんなにも融合し、自由な形で楽しんでいるとは。
この教会、Hillsong教会といって、シドニーに始まり、イギリス、フランス、ロシアで大きな会場を貸し切り、新しい形のお祈りの場を開いているとのこと。(http://www.worship-japan.com/churchvarious01.html)
また、このHillsongが現代キリスト教賛美の曲をつくり、世界中でCD発売され、宗派を超えて青年層に受け入れられているとのこと。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%95%99%E4%BC%9A)
感じたのは、キリスト教のパワー。
ロンドンにあるミュージカルのシアターは月曜日から土曜日までが講演で日曜日が休みなので、
Dominion Theatreが寄付をしてるのかもしれないし、あるいはお金をかけて貸し切っているのかもしれません。
しかしどちらにせよ、Dominion Theatreというあれだけ大きい会場を、
毎週日曜日に貸し切って、500人もの教徒を集めている力。
2時間にわたるプログラムは、1時間弱の音楽に始まり、1時間くらいの牧師さんの説教をはさんで、さらに音楽で締めくくられたのですが、牧師さんはもっと大きい会場に移したいとまで語ります。
そして、歌詞や説教のなかで協調される、隣人愛と許しの精神。
友人が語るのは「人種は関係ない」という言葉。
そして会場には、白人も、黒人も、アジア人も。手をつなぎ合って歌う姿。仲間として、握手を交わす。
たとえば日本の神道だと、
信じているのは日本人が大部分を占めるから、そういう「人種を超えた」つながりを実感するような場はあまりないけれど、キリスト教には確かにあるんだなと。
そして、そのキリスト教がヨーロッパの思想・基礎に大きく影響していると思うと、
やはりもっと理解しなくては、と思います。
牧師さんの説教のなかでは、チャイルドスポンサー(たとえばhttp://www.worldvision.jp/over0702/info_child.html、厳密にWorld Visionではなかったかもしれません)のような途上国支援への募金の紹介も。
西洋世界のほうが、寄付やボランティアが一般的になっていると聴きますが、
キリスト教に基づいた活動と意識しているかどうかにかかわらず、たぶんにキリスト教の価値観が影響していると思います。
僕はSOASにDevelopment Studies(開発学)を勉強しに来たのですが、
「Development」という概念自体、「Westernization(西洋化)」なのではないかという議論があったり、途上国に干渉する事自体よい事なのかどうか?という議論があったりします。
ひょっとしたら、Christianityがなかったら、「国際援助」や「国際開発」という概念自体流行らなかったのではないか?
キリスト教のもつ「ボランティア精神」と「人種を超えたつながり」という価値観が、意図せずとも「開発学」の基礎になっているのではないかなと思います。
西洋と開発。もっともっと考えていきたいテーマですね。