アントニオ猪木とアントキの猪木ぐらいの違い?
カバマダラとツマグロヒョウモン。見た目は似てても鳥からみたらどっちが美味しいかという違いで、キュウリとズッキーニの見た目と味の比較という意味でしたが…「いちいち深すぎてそんなのわかるかいな
」ってことですよね…

さて、カバマダラはマダラチョウ科の蝶で、毒を持った蝶として鳥たちに知られているので鳥はカバマダラを狙わない。
一方、ツマグロヒョウモンはタテハチョウ科の蝶で、ツマグロヒョウモンのメスはこのカバマダラに擬態して鳥から身を守っている利口な蝶。(カバマダラ公認?のそっくりさん)
しかも驚くのは、タテハチョウ科の蝶は本来すばやく飛ぶのですが、このツマグロヒョウモンのメスはマダラチョウ科の蝶と同じく、ひらひらと飛んで飛び方まで真似ているんです。

で、おもしろいことが二つあって、一つは、カバマダラよりもツマグロヒョウモンの方が生息域も広がって数が圧倒的に多いこと。本来南方にしか生息しないはずのこの蝶が大阪でもたくさん見かけますし、最近では東京でも見かけるそうです。ちなみに画像のツマグロヒョウモンも家の前で撮影したもの。これも地球温暖化のせい(お陰?)。
もう一つは、カバマダラとツマグロヒョウモンが同じ場所で生息していないということ。どういうことかというと、カバマダラを知らない大阪の鳥はフツーにツマグロヒョウモンを狙ってくる。


本来身を守るために模様を真似て(どうやって真似るのか不思議だけど。)、大きさまで真似て、飛び方まで稽古して擬態したのに、今はそのことは何の役にも立ってなくて、地球温暖化と、人間が育てる園芸のお花のお陰で思いのほか子孫が繁栄する。
カバマダラは幼虫のころにマズイ毒性の植物を食べて成虫になった時にその毒を体内に残して身を守る。一方ツマグロヒョウモンは美味しいもんを食べて大きくなって、カバマダラに化けて身を守る。で、結果、美味しいもんを主食とするツマグロヒョウモンが生息域を拡大してゆく。これ、人間界にそっくりそのまま当てはまりますよね。
ってまたどんどん深くなってしまうので、キュウリとズッキーニの見た目と味の比較についてはひとまずこの辺で。
