ライノ(Rhinoceros)で描いて、木でつくる。
木工屋さんといえばフリーハンドで描いた“漫画図面”を基に「職人の技」で上手にモノをつくってくれるのですが、その方法ではどうしても職人さんの「気持ち」も込められてしまい、民族工芸品的な温かみのある存在感をかもし出してしまうので、ボクは木でモノをつくるときもライノを使って3D図面を描き、3DのigesデータをそのままNCで加工してくれる木工屋さんに製作を依頼します。<<これはレンズの展示ディスプレイ。
この場合、レンズが正確に同じ間隔で、同じ角度で並んでいることが肝となり、その精度が展示しているレンズの価値を左右します。
また、レンズを手にとってご覧いただいたあとも元に戻し易く、常に正しい並びの状態を保つことが重要となります。
ここで難しいのはレンズの入るポケットの加工。レンズが球面なのに対して加工は球面に削ることができないので、溝幅と角度が決め手。横に赤色で強調してレンズポケットの図を描いています。
この図面には加工に使用する刃物のサイズまでわかるように描いていますので、この図面のigesデータをメールに添付して送れば、打ち合わせをしなくても図面通りのものをマシニング加工していただけるという寸法。
木を使った製品は個体差が生じるので工業製品の素材としては不向きなのですが、天然の素材だからこそ出せる「趣」があります。