片山晋呉プロがメンバーになりたいというデザインされたゴルフ倶楽部

お話しをさせていただくことももちろん楽しみですが、やはりゴルフ好きの自分にとっての一番の楽しみは、晋呉さんに付いてのラウンド観戦。
ゴルフは自分でプレーすることだけが楽しみと思っていましたが、晋呉さんのゴルフを観るようになってからは、観る楽しさがわかるようになりました。ゴルフ場に出向いてのラウンド観戦はTVで観戦するゴルフとはまったく別物。歩く距離もプレーヤーの倍ほど歩きますし、走ります。しかもラフの深い斜面を歩くことが多く、こっちがそんな急勾配を移動中も、プロがプレーに入ると、「プレーに入りまーす」。というキャディさんの大きな掛け声とともに、「だ・る・ま・さ・ん・が・こ・ろ・ん・だ」かのごとく、その体勢のままストップ!
あ、足が攣る~ぅ

実際に滑って尻餅をついてしまう人も…

晋呉さんのトリックのようなスーパーショットが見れるのもそうですが、なんか自分でプレーしているときとは違った楽しさがあるのです。
また、プレーしているときには感じないものを感じたり、見えないものが見えたりするのもオモシロイ。
普段ラウンドしているコースもトーナメントが開催されるとなると、ラフやセミラフのカット、グリーンの硬さなど、まるで違うゴルフ場のようにコースセッティングが変わります。
今回の三菱ダイヤモンドカップゴルフトーナメントが開催された東広野ゴルフ倶楽部は、晋呉さんが「メンバーになりたいゴルフ場」と言われるほど、ほんとうに素晴らしいゴルフ倶楽部でした。「このようなコースで毎週トーナメントが開催されればプロゴルファーの腕も上がる」。と言われるほどの難コースで、またそのロケーションは得も言われぬ美しさ

晋呉さんのマネージャーの金魚さんのプチトリビアによれば、超名門“廣野ゴルフ倶楽部”(終身会員)のメンバーになるのを断られた“とある人”が、その悔しさから、廣野ゴルフ倶楽部の隣に廣野ゴルフ倶楽部以上のゴルフ場をつくってやる

コースのレイアウト、距離、木草花の選択、池、バンカーの配置、形、フェアウェイのアンジュレーション、グリーンの大きさ、うねりなど、すべての要素を取り入れながらも、そのどれもが主張することなく絶妙に調和がとれていて、その上、最高に丁寧に整備されたコース。
またそれが、ただ単に美しい庭園としてのコースではなくて、プレーヤーの勇気を試してくる。そんな印象がありました。これはまさに“デザインの真髄”です。
このコースで25勝を挙げ、永久シード、胴上げをイメージして日曜日も駆けつけましたが… とてもいい内容で、「いける」!と17番ホール終了時点では思ったのですが… 最終18番のナイスショッ!だったティーショットが・・・な、なんとフェアウェイのアンジュレーションに蹴られて、前に転ぶはずのボールが大きく左にキックし、深いラフに…


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