志布志駅の西側にある鉄道記念公園。C58とキハ52などが屋外に屋根の下展示されていた。
4月29日金曜日。大隅交通バスで志布志に到着。予定通り到着したので、日南線列車の時間まで30分ほどある。バス停から歩いて志布志駅まで2分程度。ここで一旦駅前などを撮影してみて、周辺の地図を見てみる。そこには鉄道記念公園というこれまた鉄心をくすぐられる文字があった。駅から3分程度で行けそうな所にあるので、暇潰しに行ってみる。スーパーの向こう側に公園が広がっており、入口にSLが描かれた鉄道記念公園の表示があり、その向こうにC58が佇んでいた。SLがいるだけの公園かと思いきやC58の横にはホームもあり、後ろにはヨ8951、さらにその後ろにキハ52が控えるというなかなか豪華な顔ぶれが揃った記念公園でした。志布志を訪れた鉄心旺盛な方は是非とも鉄道記念公園の訪問をお勧めします。
日章旗を先頭に飾った姿はこの日が祝日だからか?あるいはお召列車の再現か?
志布志からは日南線の乗り直し道中。07年夏に南宮崎~油津間で乗車しているが、バスを使う裏技などがなかったため志布志まで行き着くことができなかった。その前にフェリーで来九?した時に志布志港から志布志までバスに乗り、志布志から日南線に乗って乗り潰しを達成している。今回は志布志~油津間は2回目、油津~南宮崎間は3回目の乗車となる。列車はキハ40単行。志布志からはとりあえず後ろかぶりつきで日南線の旅を堪能する。車内は先のバスではないが、空いていた。ゴールデンウィーク中だからお得意様の高校生が少ないからかもしれない。志布志からしばらく海岸沿いを走り景色がいいが、大隅夏井を過ぎると県境を越えて宮崎県に入るため、山越えとなりキハ40も唸りをあげながら走る。油津近辺までは都井岬があるためか内陸を走るため、日南線=海の印象が薄れるほど山の
中を走る道中となる。南郷から乗り継ぎの快速日南マリーンが出ているが、駅周辺に何もなさそうなので油津まで乗り通す。油津も何もないが、一応委託駅で、お姉さんがアロハ風のシャツを着て改札業務にあたっている。07年に来た時も同じ人だったように思う。ここで37分待ち。日南マリーン折り返し列車を撮影するため近くの踏切まで行ったりしていたのでそれなりに時間は潰せたが、駅周辺を歩き回るほどの元気は既になかったので、早々に駅に戻り、一息つく。快速日南マリーンは2両編成で、日南マリーン専用車と言える黄色いのが来るのかと思っていたら、先頭は九州標準色。後ろに黄色いのがひっついていただけだった。せっかく
だから後ろの黄色い方に乗る。外観は派手に黄色いが車内は意外にも普通だった。JR九州のことだから期待したのだが…07年にも同じ黄色いのに乗っているが、どうだっただろうか?あまり記憶にないということは外観ほど内装には力が入っていないということだろうか。日南線後半の道中は半分は夢の中だった。快速だから途中駅を通過するものの、利用者は一向に増えて行かない。終始閑散としていたが、漸く終点間近の木花で大量の乗車があり、そこそこ席が埋まる状態となった。青島あたりからは宮崎近郊の輸送でそこそこ賑わうのだろう。田吉では宮崎空港線への送り込みと思われる817系と行き違い。南宮崎では終点宮崎を前に8分のバカ停。特急きりしまとの行き違いなどが要因と思われるが、南宮崎での下車も相当数あり、宮崎までの利用は案外軽んじられているのかもしれない。終点宮崎には19時06分に到着。今宵も前日に続いてスーパーホテル宮崎に宿泊。駅から少し離れているが、少し歩いて食料を調達を…できれば宮崎名物肉巻きにありつけないかと周囲をぐるぐる見ながら歩くがそれらしきものはなし。仕方なくコンビニで貧しい食事を買い込みホテルに入り、1日の疲れを取る。相変わらずB級グルメ旅行にもならないC級鉄旅行を続けている次第である。