いぶたまに出逢えず~九州遠征4~ | EXPRESS DIARY3〜近畿圏鉄道の撮影記録と情報〜

EXPRESS DIARY3〜近畿圏鉄道の撮影記録と情報〜

近畿圏の鉄道を中心に日々の鉄活動を徒然と書いていきます。

110429nippoukagoshimatyuo 指宿の玉手箱が顔を覗かせたが、列車は無情にも鹿児島中央を後にした。

110429nippou787bo105kiri2  4月29日金曜日。さくら403号で鹿児島中央に到着。ここからは九州満喫きっぷの旅がはじまる。今朝の博多は若干肌寒かった。長袖を2枚も着込んで鹿児島までやって来たが、さすがに鹿児島は暖かい。それでも長袖を脱ぐほどでもなくいい気候だ。例年なら暑さすら感じるゴールデンウィークだが、今年は異常気象なのかと思うほど暑さを感じない日々が続いている。鹿児島中央からの行程は日豊線で隼人へ出て、隼人から肥薩線に入り、吉松からそのまま吉都線で都城へ行く直通列車に乗る。まず鹿児島中央で先行する特急はやとの風を撮影。キハ40系列改造の特急車はこれ如何にと見るたびに思うが、観光列車なので特急料金ではなく、観光料金と思えばいい。JRとしても特急でなくてもいいが、快速にすると18きっぱーが乗ってくるのでそれを避けたいのかもしれない。はやとの風出発と同時に787系きりしまが入線してきたので並びを撮影。新装オープンでもないが、787系はきりしま仕様への突貫工事が行われており、あちこちにステッカーが貼られ、つばめや有明といった文字を隠したところが見られる。JR九州のことだから、転属当初はこれで乗り切り、後でじっくりきりしま、ひゅうがなどの色を出していこうということだろうか。

110429nippou787bo105kiri つばめなき後に登場したはやとの風はひょっとすると787系とはこれが初めての並びになるのか?

110429kagoshimaho108  はやとの風を見送り、肥薩オレンジ鉄道直通の快速などを撮影して、817系国分行き普通に乗り込む。かつては475系天国だった鹿児島地区も今や817系天国になっている。JR九州の車両投入、車両転配についてはいつも驚かされるほどスピーディだ。関西を基盤にした同じJRグループの会社とは雲泥の差と言えるほど車両投入に積極的だ。鉄道経営に真摯な会社と言う印象を受ける。真摯という言葉は前日見たもしドラの影響だ[E:baseball]9時54分に特急指宿のたまて箱があるので、その入線を期待していたが、無情にも運転所から顔を出したところで817系普通が発車。翌日撮影予定にしていたので、この時点ではまぁしゃあない程度に思っていたが…。

110429nippou817v10  817系普通は快調に走る。2両と身軽なので余計にそう思うのかもしれないが、走りが軽快だ。もっとも難所とも言える竜ヶ水付近では速度も落ちる。竜ヶ水と言えば1993年の土石流を思い出す。普通でも通過列車が多いはずだが、当該列車は停車し、対向列車と行き違った。桜島を見ながらの道中だが、日当たりの都合で座る場所をミスったため、あまりじっくり桜島を拝めなかった。鹿児島中央~国分間は単線ながらも列車密度が高く、行き違い待ちも多い。隼人まで34分。表定速度は54.9km/h。普通としてはまずまずの走りだった。隼人からは肥薩線に乗り換え、吉松を経由して都城を目指す。