中央競馬も12月に入り、08年もJCダートなどのG1はまだあるが芝の古馬一線級の大レースはいよいよ大詰め有馬記念を残すのみとなった。ファン投票の中間発表があり、人気実力とも兼ね備える牝馬2頭(ウォッカ、ダイワスカーレット)が1位、2位となっている。今のところスカーレットは出走予定となっているが、ウォッカの方は回避が濃厚と伝えられている。他にも3位のディープスカイ、6位のオウケンブルースリーも回避が濃厚といわれている。有馬が引退レースとなるメイショウサムソンとマツリダゴッホ、アサクサキングスあたりは出走予定となっており、JCを制したスクリーンヒーローも出走を予定しているので、ウォッカ、ディープの2頭が出走を回避してもメンバー的には盛り上がると思われるが、本年の年度代表馬候補2頭が出走しないのは、ファンとしてはさみしい限りだ。近年は競馬サークルが国際化に力を入れていることもありJCをピークにした馬づくりをしているように思われるが、一ファンの目から見るとJCはあくまでの日本の代表馬が海外の馬と対決する場であり、日本馬のオールスターを見るレースではないという認識がある。近年日本馬がJCに力を入れて、言葉は悪いが猫も杓子もJC出走を狙っている状態で、外国馬の参戦が減っていることもあり、本来の趣旨であるJCの価値が半減しているように思う。その反面、ファン投票で出走馬を決めるはずの有馬記念ではファンを無視したかのような回避が相次いでおり、馬優先の行きすぎを感じるところがある。馬の調子や具合により出走できるかどうかはファン投票の域を越えているので、馬に負担をかけるのはよくないが、陣営の思惑だけで、来年に備えて回避というのは有馬記念の本来の意義を完全に無視されており、ファンの思いを何も考えていないのではないかと勘ぐってしまう。競馬は馬主と生産者と調教師だけで回しているという奢りを感じられる面でもあり、ファンが減っていって痛い目に遭わなければファンのありがたみがわからないのではないかと近年の競馬を見ていて思う。競馬ファンとして非常に残念なところだ。