10月6日に阪急神戸線、宝塚線に2000系、京都線に2300系が導入されることが発表されました。京都線2300系には4号車に有料座席車を設定するということで、特急車での運用が想定されています。2000系はロングシート車、2300系はセミクロスシート車となる模様。デザイン的には1000系、1300系を踏襲する形で、先頭車はTc車となります。
1000系、1300系に続いて先祖返りした形式になります。2000系は引退後かなり時間が経っているので、既に印象は薄い感がありますが、2300系は2015年まで現役だったので、9年ぶりの復活になるので、まだ旧2300系の印象が強いですね。今回の2300系は特急車を想定した車両なのも少々違和感を覚えます。特急車は6300系の先代にあたる2800系だったので、2300系は個人的には普通車での運用の印象が強いですね。2300系を特急車として投入するのであれば、現在の特急車である9300系をどうするのかという問題がありますね。廃車はあり得ないので、ロングシート化して、3300系、5300系を置き換えるというのが濃厚でしょう。
2023年9月現在、3300系は7連4本、5300系は8連3本、7連10本が存在しています。これをすべて置き換えるには少なくとも17編成が必要になりますが、9300系は11本で、これをすべて2300系に置き換えても6本が不足します。また特急系の全てに有料車両を導入するのであれば、2300系は予備車も必要になるので、もう少し増備するにしてもせいぜい12本程度でしょうから、3300系はともかく5300系の置き換えにはもう少し編成が必要です。2300系のロングシート版が投入されるか、あるいは1300系を増備を続けるかしないと既存車の置き換えは困難ですね。嵐山線に残る6300系の置き換えなども考えると2300系のロングシート版の導入も行われると考えるのが妥当なところかもしれません。
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/ff140cb722dfcbc0d5f8628afd6fb8e24e4ae61a.pdf
