私は極度のないものねだりで、

常に「他の誰かに生まれ変わりたい」と思いながらここまで生きてきた。


思春期の頃は当時人気者だったクラスメイトに憧れて

「朝起きたらあの子に生まれ変わってたらいいのに」とため息をつき


社会人になってからは

「私はカッコイイ大人の女にならなければならない!」と思い込んで

現実の自分と理想の自分のギャップに思い悩む毎日・・・。



そう、これも子供の頃から続いている鬱・不安症が引き起こしている

”自己否定感”からくるもので


「あの子のように人気者にならなければ(でなければ私は誰からも愛されない)」


「かっこいい隙のない女性にならなければ(でないとみんなから見下される)」


といったように、ありのままの自分では周りに受け入れてもらえない、バカにされる

本当の私を知ったらみんな呆れて私のことが嫌いになるか

もしくは取るに足らない奴と軽んじられて影でバカにされるに違いない。


そういった”私なんかが他人にすんなりと受け入れてもらえるはずがない”

といった気持から、「別の自分にならなきゃ」といった強迫観念が生まれていまっていた。



でも、ありのままの自分をちゃんと受け入れられていなかったのは

他でもない自分自身だったのだ。



実際の私は、人気者でなければ、カッコイイ女にはほど遠い。


でも、そんな自分自身を自分がちゃんと受け入れて認めてあげる。


誰かに嫌われても、バカにされても、受け入れて貰えなかったとしても

自分だけは自分のことを「このままでいいんだ」って受け入れてあげる。


きっとそれが”自尊心”なのだろう。


そのことに最近になってようやく気が付いた。



これまでの私は上記のようなことを言って諭そうとしてくる人達を


「あなたは私程ダメな人間じゃないからそういうことがいえるんだよ」

「高学歴で頭いい人にそんなこと言われても・・・。」


と、冷めた目でみていた。


けれどもそれは違う、と今ならハッキリと言える。


私は優秀じゃないし、学歴も美貌も自慢できる特技も何も無い。

かっこよくてデキる女なんて夢のまた夢だ。


だけど、不思議と今なら「こんな自分も悪くないかな」って思えるんだ。

優秀だから自尊心が持てるわけじゃなくて

自尊心はもともと自分の中にあるものなのだ。


そして今、ずっと留守にしていた自尊心が

少しずつ、私の元へ戻ってきているのだ。


まだまだ自分が好き、とまでは言い切れないし

正直、自分にないものを持ってる人は羨ましいし、妬んじゃうことだってある。



だけど、いつか


「自分が好き」


って胸を張って言えたら、それは素敵なことだなぁ、って思う。