詩人:Writer 上杉浩司 -4ページ目

戸惑いの夏

 

 

 

 

いつのまにか

風景が変わっていて

戸惑いを覚えています

 

あなたの風景は

こんなものでは無かったはず

私が色々工夫して変えたつもりもないし

心底耐えて

春を待つような仕草をした訳でもないし

 

もういいから

あなたの後ろにある風景の

色彩を変えてください

とも言えず

 

ただ

半ば目眩を覚えるような

違和感で持って

私は今

あなたを見ています

 

その風景に心地よさを

感じることは

多分許されないことだと

普通に分かっています