見えない姿を追って | 詩人:Writer 上杉浩司

 

見えない姿を追って

今日も言葉を紡ぐ

紡ぐことの痛みに耐えても

私から紡ぐことを奪えば

大げさなことかも知れないが

私の人生が空転する可能性もある

 

私が空転するのは仕方がない

弱い存在でもあり

針の先で例えば指先を刺されたとしても

血を流すくらいだから

それであれば

どう表現すればいいのだ

表現することが罪であることを

一体誰が決めた

 

表現することで

その表現に自分が飲まれてしまうのであれば

はじめから敗北だ

つまり思う

人を愛することは

初めから敗北ではないかと

 

その敗北が幸せにつながる道を

なんとか探してみたい

せめて言葉で

せめて息吹で

 

それは出来るのだろうか

 

 

 

 

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