忘れてみますか | 詩人:Writer 上杉浩司

 

取り敢えず

忘れてみますか

毎日のように押し寄せてくる

様々の空気に

押しつぶされる前に

 

取り敢えず

忘れてみますか

あなたの存在を

 

そうすることで

私自身が生き延びる訳でもなく

また明日にでもすぐに

寿命を縮める訳でもなく

 

でも取り敢えず

忘れてみますか

あなたの存在を