ほどける | 詩人:Writer 上杉浩司

数ある誉の中に私はいなかった

そのことが ずっと私を苦しめて来て

 

今となっては そのことが重大なことに

なってしまいました

 

人生とは本当に重いもの

人生とは本当に無残なもの

 

意識せずとも

私は時々 そんな選択をしていることがありました

 

でも何かの拍子に

そんな私の呪縛がほどけました

 

私にとっては

珍しい経験でした

 

その時私は

あなたの正体を見たのです

 

あなたは剛であって

実は柔

 

そんな表現は

あなたはきっと嫌うでしょうね

 

だから私はこう言いましょう

あなたは

あなたの中に

 

大きな空間を

持っていたのですね