タイヨウのうた
2006年
監督 小泉徳宏
原作・脚本 坂東賢治
出演 YUI 塚本高史
あらすじ
太陽の光に当たることができないXPという病気を持った薫は、毎日昼間を家の中で過ごし、夜は外でストリートライブを行うという生活を送っていた。ある日ライブを終わったあとに毎日部屋から見ていた意中の宛である藤代孝治を見かけ追いかけていく。自分をアピールすることを失敗した薫であったが、後日にまた偶然出会い2人の交際が始まる。ある日孝治に病気のことを知られた薫は孝治と別れることを決意する。日に日に病気が進行していく中で孝治は薫に自分が溜めたバイト代でCDのレコーディングを勧める。
感想
とても感動する映画でした!
内容は単調でよくあるパターンではあるのですが、2人の純粋な恋には感動するものがあって、結末には感動しました。
役者として初主演をしたYUIは演技にはぎこちなさはあるものの、本当にかわいい演技でした。この映画の内容とYUIの歌がマッチしていて、エンディングでは涙を誘います。
☆オススメ度 9/10☆
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TAJOMARU
2009年
監督 中野裕之
原作 芥川龍之介 『藪の中』
脚本 市川森一 水島力也
出演 小栗旬 柴本幸 田中圭 池内博之
あらすじ
代々管領職を務めていた畠山家の次男の直光は兄の信綱と部下の桜丸と暮らし、大納言の娘の阿古姫と許嫁になっていた。大納言一族が死去し、将軍足利義政が「阿古姫と婚姻を結び大納言家の財産を受け継いだ者を管領に就かせる」と宣言する¥。桜丸は自分が継承しようとたくらみ、信綱と直光をおとしいれようとする。なんとか逃れた直光と阿古姫は人里離れた山奥で山賊・多襄丸に出会う。直光は多襄丸との戦いに敗れ、目が覚めると阿古姫が裏切ってその場を去る。直光は多襄丸を殺し、多襄丸の遺言により自分が多襄丸になることに。盗賊の仲間を加え、いつか桜丸に仇討を計画しようとする。
感想
初めて映画館で見た時代劇的な映画であったので、世界感が楽しめました。
小栗旬の官僚服や盗賊の汚れた格好は新鮮でした。
序盤ではまさかの家臣と許嫁の裏切りによってどん底に落ちた直光でしたが、盗賊の仲間が加わって今までと全く違う生活に楽しんでいる場面は見ててとてもほほえましかったです。後半はちょっとだらだらと進むのですが、盗賊たちが直光のために戦うシーンは感動します。しかしそのあともちょっとだらけてしまっている感じで残念でした。
☆オススメ度6/10☆
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デトロイト・メタル・シティ
2008年
監督 李闘士男
原作 若杉公徳 漫画『デトロイト・メタル・シティ』
脚本 大森美香
あらすじ
ポップスが大好きな根岸崇一(松山ケンイチ)はデビューを夢見てレコード会社にデモテープを送ったが、その会社の社長にデスメタルバンドをさせられることに。好きなポップスではストリートライブで全く人が集まらないが、やらされたデスメタルではデトロイト・メタル・シティのヨハネ・クラウザー・II世としてライブハウスを超満員にするほどの人気。そんな中、大学時代から重いを寄せていた相川さんとの再開を果たすが相川さんはデスメタルを否定をする。崇一はついにバンドを辞めることを決意し、田舎に帰ることに。そんな中デトロイトメタルシティはデスメタル会ののカリスマであるジャック・イル・ダークでと対バンが決定するが…。
感想
かなり笑えて、松山ケンイチの変貌ぶりが見どころの作品。
下ネタも多かったですが、ありえないシチュエーションや真面目な部分にも笑いが詰め込まれており、何度見ても笑える内容になっています。
原作はギャグ漫画のため、1つ1つの話が短いですが、映画版ではそれを深く掘り下げています。原作ファンにとってもおもしろい作品になっていると思います。ただ、あまりに卑猥なため、資本主義の豚は登場しないんですね(笑)
☆オススメ度 8/10☆
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