いつも、茶屋町の綱式天神御旅所で開かれている、「神社でちょっと佐ん吉の落語を聞く会」のGW特別篇。


一緒に会を主催している吉の丞くんによると

「何で連休中のこんな日に・・・と兄さんに聞くと、

去年のGW、ここの前をたくさんの人が歩いていた。だからきっとお客さんがいっぱい入ると思った。」


ところが、いや当たり前か。第一回の11時の会は、お客さんようやくふた桁。

「朝にこの前を歩いているのは、キャスターバッグ転がしてホテルから駅に向かう旅行者」

佐ん吉くんは、商売より落語のほうが天職のようです。


一回目だけ参加のつもりが、予想外の三回出席。思わぬ大出費だが、今年前半の秀逸を聞けた。


一回目  福丸「 平の陰」   吉の丞「 米揚げ笊」   佐ん吉「七度狐」


二回目  咲之輔 「鷺とり」  吉の丞「 遊山船」  佐ん吉「 くっしゃみ講釈」

三回目  弥太郎「つる」  吉の丞「 餅屋問答」  佐ん吉「 幽霊の辻」


佐ん吉くんの茶目っ気たっぷりの愛されるキャラと、吉の丞くんの男っぽさが見事に相乗効果で

飽きさせなかった。


特に、凄かったのが第二回目。

佐ん吉くんの「くっしゃみ講釈」。聞かせどころの難波戦記も上手かったけど、途中で全くダレなかった。

八百屋から、講釈場にスムーズに移ったから、聴いてるほうに余計な事を考えさせなかった。

大好きな「あんさん、今時のお人やおまへんな」と醒めた口調の八百屋さんのくだりも醒めていた。

ほんと、大一番ですっかり大人の落語家さんになられました。


そして、吉の丞くんの「遊山船」。

堂々としていて、骨太で、夕涼みの大川も、長屋の夜の蒸し暑いけど仲の良い夫婦もきっちり描けていて、

彼は将来一体どんな落語家さんになるんだろうって思うと、鳥肌が立ってきました。

これで、女の人の色気とか、人情の彩とか微妙なところも話し分け出来るようになったら恐ろしいです。


会場には、佐ん吉くんを支える、様々な立場の女性が来ておられました。

恵まれているというか、人徳でしょうか。


GWに入り、あちこち落語会ばかりで予定が埋まっていく。

いや、GW前の一週間もあちこち行っていたが。


30日、1日は春團治大師匠2連チャンのはずが、29日に大師匠入院のニュース泣きパンダ


でも、30日は愉しかったさ。

何を血迷ったか、(イヤ、密かな野望はあったのだが)フリフリのコスプレで出没した。

(写真は末代の恥なので敢えて撮らなかった)。

そして、お友達に並んでもらったり、一緒に人探しをしてもらったり、美味しいお好み焼きを食べたり・・・。

パンダは幸せでした。

鶴瓶師匠の、噂の「青木先生」も聞けたし、代演の福團治師匠の「蜆売り」。

いくら今年のGWが気温低めとはいえ、しじみしじみしじみが腐ってしまうのではとの心配もなんのその。

高座はいい意味で大寒の吹雪でした。

しじみしじみしじみで山盛りの天秤棒のときは、微妙に師匠の着物の袖口は震え、

空っぽになったら、同じ仕草でも軽さを感じさせる。


凄いわ~。


都師匠の「堪忍袋」も面白かった!

都師匠、とってもオチャメだわ。パイオニアの女性って、男前だけど、絶対チャーミングだよね。


1日は、「アステかわにし繁昌亭」でした。

ボンの「つる」の、喜ぃ公が松っちゃんに、得意げに「昔々、ひとりの老人が・・・」と語るところ、大好きです。

雀三郎師匠も、気合入ったトリでありがとうございました。


そして、3日の「新鋭上方落語会 打ち上げ公演」

これからの上方落語界を背負っていかれる、働き盛りの師匠方です。


三 喬    「近日息子」

文 三    「堪忍袋」

雀 々    「七度狐」

鶴 ニ    「高津の富」

~中入り~

梅團治    「ねずみ」

仁 智    「EBI」


三喬師匠が「この会は最初からずっとステーキなどのメインディッシュが続く」と

お客さんへの覚悟を促すとおり、いきなり「近日息子」。

三喬師匠の近日・・って特別ですしなあ。

あの、間合いと緩急、引き込まれます。

でも、文三さん、そして雀々さんとますますテンションがヒートアップしてきて

ええっ!!パンダを始め、周囲のお客さんも、「七度狐」の「深いか~」の頃、一時戦線離脱。

五百両の使い道も、聞き漏らしてしまいました。


中入りで息を吹替えしました。


梅團治さんの「ねずみ」。甚五郎さんが愛想良いオッチャンやったが、最後があっと言う間に終わってしまった。

志の輔さんの、ネズミにゆっくり語りかけ、ネズミが話返す、ほのぼのとした温かさが好きかな?


そして、今日一番のお目当て男前の仁智さん。

その昔は、アイドル落語家仁智クンはぁとだったのさ!今でもカッコええオジサマや。

基礎がしっかり出来上がった上での新作だから、仁智さんの新作はそら面白い。

今日も、「猫忠」と「景清」のパロディが取り込まれて、チャラチャラせん新作でした。


男前で落語が上手。もっと売れてほしい。



何回か開催されてましたが、ずっと行きませんでした。


いろいろあるのですが、最大の理由は高い!sei


福丸君2席(時にはゲストもあるようです)とパスタコースで3000円。

ランチくらいどこか自分の好きなお店で食べたいじゃないですか。


しかし、今回は「この日、無理やり予定を入れなきゃ、人生の道を迷いそう」という友人に狙いをつけられ

パンダ一人で行けないようだから、付き合ってあげましょうはぁと」と

予約をするように申しつかりました。泣きパンダ

それでも、前日のお昼、まだ「どうしよう~」と迷ってはった。

まずは、無事会に参加できたことを感謝

(後日また、スパイラルをさ迷ったままでした泣きパンダ)


会場は、いつも通り彼の母校の南となりのプチレストラン。


どうやら、学校関係の利用が多く、この日も36席中半分以上は母校の先生OBや関係者。

お食事会の時は、福丸君の恩師の奥様と同席でした。


しかし、何やねん!この上品さは。東大阪の駅前のお好み焼き屋の落語会とエラい違いや。

当然、客席の笑う場所もテンションもいつもとビミョーに違っており、ある意味会場全体福丸ワールドでした。


演目

「平の蔭」

   右喬さんの天然「平の蔭」とまるっきり違う。まだなんか話のリズムが出来上がってない。

   ただただ、読めないのに読めるふりして手紙を読み聞かすだけという、

   リフレインだけの噺だから、演者のキャラが前面に出ちゃうので難しいはなしですね。

  これから、「平の蔭」強化に入るのでしょうが、楽しみです。


「餅屋問答」

   パンダが好きなネタ。

   福丸君もこちらは無難にこなしてました。

   他の演者さんよりアッサリめの後半も、このお客様の前なら合ってるように思いました。


パンダと友人は「同じ中高一貫私立でも、月とスッポン」と我が身のアホさを感じるばかり。

テーブルでは盛んに「わてらは、いかにアホか」を熱弁振るってました。


落語は初めてのような恩師の奥様(恩師の先生がご病気で、代理出席のご様子)には

「福丸君は、今は前座バブルで色々お仕事ありますが、あと、2,3年後からが彼の勝負の時なんです」と

落語について、知ってることを一生懸命お話しました。

が!福丸君を例に、落語修行の話を始めるのですが、

なぜか、友人は自分の好きな○○○君のエピソードに話が流れる。泣きパンダ

奥様、知ってる落語家さんは、福丸君だけだよ。


もしかして、天神さんの牛の頭撫でてるより、ここでご飯食べたほうがカシコになれるかもしれん。

そんな気がした、不思議な会でした。