雨はよう降るし、えらい高い値段設定やし・・・正直迷ってましたが、
当日早朝、小学校の同級生の望クンから
「どないしてんのや? 顔出さんかい!」とメールが来てやはり京都へ向かうことになりました。
本瑞寺さんは小さい頃から場所はよう知ってます。へぇ。
あのあたりは
の母方が代々住んでいた地域。母方で育ったので、桃色の毛糸のパンツで走り回ってました。
会場はお寺の本堂。
伺うと、ご近所率95%以上。たぶん、
の祖父母を知ってる方もおられたはずだ。
さすがに部外者の雰囲気。最後列でお邪魔にならんように拝聴。
なんで来たかと問われるとぉ~っ♪
師匠と同じ高座の福丸くんはどうなるのか?
それだけのためにやって来ました。そんな間があるなら、衣替えしろよ。
さて、そんなビミョーなきっかけの会でしたが、
のルーツに想いをめぐらす良い機会となりました。
福丸くん 「転失気」
「大人顔負けの子どもさんが・・・・」と始まったから桃太郎かと思いましたが、まさかお寺で転失気とは。
初めて聞いた時より、すっきりして開口一番を心得た仕上がりになっていたように感じました。
お寺でこのネタやってもいいなんて、大らかなご住職だ。
正司敏江師匠
申し訳ありません。正直期待してなかったのです。だってドツキ漫才でパンツ丸見えの記憶しか無い。
でもお寺で敏江ちゃんのお話聞けて本当に幸せです。 そんなきっかけを作ってくれた福丸くんにも感謝。
誕生から病弱でアクシデントも度々の少女時代。 旦那が「他の人と結婚したい」と出て行ってからのこと。
「そのとき恨みとか慰謝料とか言ってたら、私は今頃こうやって皆さんに暖かく迎えられてない。
人を恨まず、恨まれることも無く」。お寺で聞いたから、ますますありがた度アップ。
友人に話したら、子ども時代、何度も生死をさまよったということは、
「そのたびに振るいに掛けられた、徳の高い人」だそうだ。
もちろん、大阪のごっつええカワイイオバチャン芸は全開でした。いや、芸ちゃうね、本音だわ。
ありがとうございました。
福團冶師匠 「薮入り」
登場人物全員の、溢れる感情を抑えたからこそ余計に情愛が感じられる珠玉の噺でした。
豆を味見しながら出て行くお母さんがいつ見ても大好きです。
思えば、このお寺の界隈。帯問屋さんとか、織元がかつては並んでました。
お客さんは大半がご近所の年配の方々。きっとご本人の体験や、親御さんからの昔話で、
奉公のことは聞かれてるはずです。
も薮入りという言葉は、帯職人の祖父ちゃんから教えてもらった。
師匠のお話を聞きながら自分や親の事を重ねておられたでしょう。
「ええ噺やった」は、演者さんだけが作り上げるのではない・・・。と教えてもらった気がしました。
福丸くんに、帰り際自慢の雨ゴートをほめてもらった。
雨でも、たった一人で浮いていても着物で行ってよかった![]()