2030年大卒を襲う悲劇 | 今やアメリカの大学への進学は必須である

今やアメリカの大学への進学は必須である

99%の日本の大学はAGI&量子時代に適応できる人材を育成できない。その為、2030年までに日本の大学の99%は消滅する

GoogleのGeimi3.0がリリースされた。ひょっとするとChat GPTの最新版より精度が高いかもしれない。あれもできる、これもできるというのは会社の業務用で使って欲しいからだと思う。マイクロソフトに対抗したいのだろう。私の場合はHuddlestonの英文法理論についての能力高低が一番の関心事なので、その点についての評価を言えば、Chat GPTがまだ上だと感じる。数ヶ月ごとに進化しているので、決着がいつ着くのかわからない。

 

このまま進化し続ければ2030年までには完璧な人工知能が出来上がるのは間違いない。課題は電力消費量、GPUの供給不足だ。データセンターの建設が追いつかない、必要なだけのGPUが入手できない、などの理由で進化が遅れるかもしれないが、それでも2030年には人間の定型業務は100%人工知能に置き換わってしまうだろう。それどころか判断業務も大半が人工知能に置き換わってしまうだろう。このあたりは、実際使ってみれば誰でもわかることだ。

 

以上の状況から判断すれば2030年に大学新卒、特に文系、を採用する企業はないということを前提として対策を講じなければならない。

 

残念ながら日本の大学は、そういう事態に備えて教育する体制が全くできていないのだ。2023年頃までは「グローバル人材」になるために短期留学しろ、だなどと叫んでいたではないか。2024年には、今度はプログラミング能力、データサイエンスの能力が必要だ、と言い始めた。だが、2025年にはアメリカでプログラミングのジュニアーレベルの社員が大量に解雇された。今後、その傾向は日本でも起きるだろう。2025年11月時点で、既に、文系であれ理系であれ「経験の浅い者」は人工知能に取って代わられる時代に突入しているのだ。

 

2030ころ企業が求めるのは理系のPh.Dの学位を持ったもの、最低でも修士の学位を持ったもの、だけになるだろう。文系は経験豊富な30代、40代の優秀な人材が掃いて捨てるほどいるので、敢えて未経験の大卒を採用する必要性などない。