この問いに答えられない高校生は化学、物理を勉強しなおした方がいい。
東大の2024年のリスニング問題の内容は「スエズ運河の封鎖事故」「配送業が抱える問題」「パプア・ニューギニアの言語的多様性」だったようだ。いったいいつまで東大は入試でくだらない問題を出して受験生を辟易させれば気が済むのか?
下記のような動画を見せて内容をまとめる、というような気の利いたことをやるべきだ。
リスニングに限らず読解問題についても、学校の授業で習ったことに関連のある「科学」の内容を出題すれば高校生は物理、化学、生物を英語で勉強してみようかという刺激になるが日常茶飯事的な内容や学校で習わないような特殊な内容、特にマイノーリティーに関する社会問題関連を出題しても高校生に物理、化学、生物を英語で勉強しようという気にさせる効果は微塵もない。これは、東大が英語を「文系科目」と思い込んでいる証拠だ。
東大だけでなく日本の大学はどこも同じだ。だから日本の大学を目指している限り物理、化学、生物を英語で勉強しようという気にはならない。結果としてサイエンスに必要な本当の英語力が身につかなくなってしまう。困ったことに将来、本当に英語が必要な分野は理系なのだ。
従って・・・理系に進むつもりの中高生は速やかにアイビーリーグやスタンフォード、アマーストなどのアメリカのトップ大学を第一志望としそのための英語を学習するようにすべきなのである。
蛇足だが、アメリカの大学は「入試」は行わない。TOEFLは受験の必要性があるが東大が出題するような偏向した問題は出ない。