「鎌倉郡本郷村」
(1989年〜1939年の約50年間)
観光地鎌倉には属さない、観光客も歴史ファンもあまり興味関心を寄せない「鎌倉の古の痕跡」がこのエリアでは、沢山感じる事ができる
ただ……
日本史の「鎌倉時代」としての遺跡よりも
それ以外の時代の生活の痕跡の方が濃いエリアです
その中でも1938年、鎌倉郡本郷村が、改編される1年前に建設された「軍事遺跡」の痕跡を探索してきました
JR「本郷台」駅から探索スタート
冒頭の「鎌倉郡本郷村」とは現在の横浜市栄区(一部)です
「本郷村の由来」の石碑があり↓
本郷の名は、鎌倉時代末期の文書にもでてきていて
「山内庄本郷」と記されています
生活の痕跡に関しては、更に古く弥生時代や古墳時代の遺跡も残っています
今回は、軍事遺跡「第一海軍燃料廠」について探ります
第一海軍燃料廠とは、
大日本帝国の海軍工廠
つまり海軍直営の燃料に関する研究・実験をする軍需工場
何故このエリア出来たか……
海軍の重要拠点である横須賀港と近かった
それだけ?
「23号線」は、横須賀港から燃料廠を通り厚木飛行場へ通じる軍事用道路として建設されたっぽい
第一海軍燃料廠の見取図↓
探索スポット①「神奈川県立地球市民神奈川プラザ」↓
(神奈川県消防学校跡地)
●板金工場・修理機械工場
探索スポット②「柏陽高校」↓
●化学工業研究室、第1研究室、第2研究室、第4〜6研究室
探索スポット③「南小菅ヶ谷団地」↓
●第1・第3実験室、第2・第4実験室
↑この国有地が売却され、近々、マンションができる
探索スポット④「神奈川県警察学校」
探索スポット⑤「横浜市立本郷中学校」
●工員養成所(④⑤)
探索スポット⑥「横浜栄共済病院」↓
●大船海軍共済組合病院
燃料廠(この塀の先)から大船駅まで専用鉄道も走らせていた
本郷石橋バス停付近にあった
鎌倉郡本郷村の役場
燃料廠時代の区画が踏襲されているので、今でも勘の鋭い人はピンとくる
特に、この場所を見てほしい
探索スポット⑦「昭和初期の村役場」↓
があった場所
その路地を入った場所
横須賀基地業務隊司令と書かれた看板
鎌倉街道を挟んだ迎えには「本郷座」という演舞場もあったらしい
あなたの知らない鎌倉がここには沢山隠れているかもしれません
【遺跡探索情報】
フィールド:横浜
スポット:7
タイム:90分
スタイル:walk、run
【遺跡探索歴】
●関西四方山話ツアー 約10年
●鎌倉ゆかりの地探訪 約5年
①鎌倉三十三観音巡り
②鎌倉七太子巡り
●遺跡探索アスリート 1年目
【Facebookページ】
●鎌倉komichi
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