12歳の猫。
頑張って生きているのに…。
先ほど、一足先に義母のお見舞いに
行っていた父から電話があり、
「テレビ見たか?猫からの感染症で
国内初の死者が出たらしい。
だから、●ちゃんをケージの中に
入れておいてくれ。」
と言われた。
夜だけかと思い、夜だけケージに
入れるのかと聞いてみると、
日中もずっと入れるつもりだという。
…確かに、鼻血も出しているし
クシャミもしているし、寂しがって
膝の上に乗ったりベッドに乗ったり、
リビングとダイニングが間仕切が
なかったり、色々気をつけるべき
ことはあると思う。
だが、
一緒にいられる時間が限られる中で、
一生懸命生きて、一生懸命甘えてくる
猫の最期の時間を、
ケージの中で過ごさせるのか。
最期の自由な時間を閉じ込めるのか。
あんまりではないか。
父は、
じゃあどうすれば良いんだ、
仕方がないじゃないか、
それじゃあ誰が消毒するんだ、
人間に移ったら大変じゃないか、
という。
父にとっては、
これ以上猫に手をかけることは
できないのかもしれない。
一緒に居るのは父なので、
父が自分でできなければどうしようも
ないのだろう。
自分から見れば、
もっとやってあげられるのにと
思っても、思いは父には届かない
のだろう。
やるせない。
自分は猫に何をしてあげられるのか。
苦しくないようにしてあげたい。
寂しくないようにしてあげたい。
やりたいようにさせてあげたい。
ただそれだけだ。